Arbinger Blog

2018/03/23

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 453 】 2018/3/23

先日、マラソン大会に参加しました。

さが桜マラソン2018

走りやすい季節に開催されることや
平坦なコースなどが人気を呼び
毎年、全国各地から1万人以上のランナーが参加します。

給水所では、佐賀ならではの給食も支給されます。

さがほのか(いちご)
小城羊羹
神崎そうめん
まるぼうろ(洋菓子)
ブラックモンブラン(アイス)
などなど

走り終わった後は結構お腹いっぱいになってしまいます(笑)

あっ、ちなみに結果は・・・
時間制限6時間30分のところ6時間27分!

ギリギリ完走できました!

今週は、東京から辻良太郎がお送りします。

辻良太郎の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓

辻良太郎


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■通勤地獄!? : 辻良太郎
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通勤地獄とはよく言ったもの。

東京に住む僕にとって
朝のラッシュ時はまさに地獄!

家を出るときから戦闘態勢!

電車は、身動き出来ないほどの混雑。
乗換の駅に着いたら着いたで
大混雑のホームを人ごみをかき分け
次の電車に向かって早歩き。

『乗換の電車の出発時間まで後1分!
やばい!このままでは間に合わない!
遅刻してしまう!』

都心は電車の本数も多いが
乗換も多い。
乗換がスムーズに進まなければ
遅刻してしまう。
1分どころか1秒が惜しい!

大混雑の駅の中
一向に進めない状況にイライラは増すばかり!

気が付けば
周りの人は「物」だらけ。

対向者は
向く手を阻む「邪魔な物」

あまりの混雑に具合が悪くなった人を見かけても
我関せずの「無関心」

同じ方向へテンポ良く進む人を見つけ
後ろに付く。
彼は僕の道を作る「便利な道具」

人にぶつかっても謝らない。
ぶつかられるように歩いているほうが悪い。
謝る時間がもったいない!

職場につく頃には
身も心もボロボロ。

まさに地獄!

そんな状況が日々続く!

その日も、相変わらずのラッシュ!

満員電車の中で
僕は頑丈な箱に入っていた。

当然、周りの人は全部「物」

大混雑の電車を降り
次の乗換電車に向かい
人ごみをかきわけ足早に進んでいた。

曲がり角を曲がったところで
女性とぶつかった。

僕はその女性を
「邪魔な奴だ」
「ぶつかってくるなんて、なんてトロイ奴なんだ」
「急いでいるのに、ぶつかられて僕は被害者だ」
そんな風に思った。
もちろん僕に謝るつもりはない!
通勤時にぶつかられても謝られた記憶は僕にはない!
お互い様だ!
きっとこの女性も同じ気持ちだろう!
僕は苦々しい表情で女性を見た。

そんな僕に対してその女性は
「大丈夫ですか?御怪我ありませんか?」
と優しく声をかけてくれた。

「やられた!なぜ僕から謝れなかったのだろう・・・」
僕はとても気恥ずかしい気持ちになった。

その瞬間、今まで地獄に見えていた光景が変わった。

天国とは言わないものの
地獄ではなくなっていた。

その女性のおかげで
僕の朝の景色が少し変わった。

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■ 編集後記
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この原稿は品川駅のカフェで書きました。
書き終わったのは丁度帰宅ラッシュの時間帯。

駅構内に出ると沢山の人が!
あまりの人の多さに
いつもは気持ちもなんだかうんざり。

でも今日は少し違った気持ちに。

家路に着く人たち。
きっと大切な人たちが待っているんだろうな。

そんなことを考えていたら
なんだか箱から出られた気がしました!

起こっている現象は同じでも
自分の捉え方で、全然違った気持ちになることを改めて感じました。