Arbinger Blog

2018/11/30

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 489 】 2018/11/30

こんにちはアービンジャー・ジャパン、
「箱」の真ちゃんこと佐藤真一です。

もう11月も終わり、明日からは師走。

早いですね、2018年も残り1カ月です。

「もう1カ月しかない」ととらえるか、
「まだ1カ月ある」ととらえるか、
あなたはどちらでしょう?

私は「まだ1カ月ある」で頑張りまーす!

というわけで今日のメルマガは、
「箱」の真ちゃんこと佐藤真一が担当します。

佐藤真一の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓

佐藤真一

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■「お茶しない?」って言ってます? 佐藤 真一 
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せっかくなので、10月末に観覧した

九州農業ドリームプランプレゼンテーション
https://kyushu-nogyo.com/

でのことを書かせていただきます。

職場でのコミュニケーションで、

「こういうのも必要だよなぁ」

と思わされたもので……。

8名のプレゼンターがそれぞれ10分間で
自身の夢について語ります。

その最後のひとり、

・弓削 洋(ゆげ ひろし)さん
 ゆげ製茶 福岡県
 https://kyushu-nogyo.com/presenter.html

・ありがとう!といってもらえる「幸茶」

というタイトルの夢を聴いたときでした。

紅茶と書くところを、
あえて「幸(こう)茶」と書きます。

私が書くと、感動がそのまま
伝わらないかもしれませんが……

弓削さんは、八女地方の
お茶の生産農家に生まれ育ちました。

はじめはお茶農家の仕事に
誇りをもてなかったそうです。

なので仕事もつまらない……。

そんなとき、来年の新芽のためにと
遅めに摘み取って捨てていた硬い茶葉。

それが紅茶の生産に使えることを知ります。

しかも、それが紅茶により適していると。

そして、それまでやる気の出なかった仕事に
どんどんのめり込んでいきます。

「質のいい紅茶をつくりたい!」

仕事もおもしろくなり、試行錯誤を繰り返し
とうとう世界でも権威のあるコンテストで
第2位という好成績を獲るまでになります。

「これで、
 世界トップクラスの紅茶と認められる!」

そう喜ぶ一方で、仕事に没頭する弓削さんと
子育てに忙しい奥様との会話はなくなり、
しだいに衝突が増えていきます。

そしてある時、まだ小さな娘さんを連れて、
弓削さんのもとを去っていったそうです。

そんな中、弓削さんは視察でフランスなど
ヨーロッパを訪れた時に、

・お茶の時間(Tea Time)

が文化として根付いていることを知ります。

テーブルの真ん中に紅茶をおき、
仲間と談笑しながら、
ゆったりとした時間が流れる……。

その時、弓削さんは気づいたそうです。

「高品質の紅茶を作れるようにはなったけど
自分にはこれが足りなかったんだ……」

と。

奥様とちゃんと向き合って、
お茶をすすりながら語り合う、
この時間を取ろうとしなかった……。

そして、

「今の日本人はなにかせわしく見え、
 ゆっくりとした時間 Tea Time を忘れがち。
 私が取り組んでいる紅茶を発信し、
 各地区の茶産地の方々に想いを伝えたい」

と思うようになりました。

お茶はその味だけではない、
人と人をつなぐゆったりとした時間をつくり
大切な人同士を結ぶのだと。

この弓削さんのプレゼンを聴きながら、
私は大きくうなずいていました。

昔は、仕事の合間にお茶の時間をとって、
ただ休憩するだけではなく、
それは大切な人たちとの
コミュニケーションの時間だったんですね。

なにか私たちが忘れているものを
思い出させてくれた素敵な10分間でした。

弓削さんはいいます、

「みなさん、大切な人とお茶を囲み、
 語り合ってください。
 私はそれができなかった……。
 でも、そんな大切な人たちの
 真ん中に置いてもらえる幸せな紅茶、
 『幸茶』をつくっていきます」

と。

弓削さんのお茶はこちらから。
https://www.yamecha-yuge.com/

私も千葉に戻ったら、大切な人と
Tea Time を持ってみようと思います。

さてあなたは、誰とお茶します?

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■ 編集後記
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昨日は、11月29日。

“いい肉の日”ということで、
私は十数年ぶりの
「火鍋」でお肉を堪能しました。

今日は11月30日。

いい砂糖の日?

いや、いいさとう、
“いい佐藤の日”ということにします!

おあとがよろしいようで。(笑)