皆川 真徳

皆川 真徳 (みながわ まさのり)

Booms ~ 自分の殻を破り、新しい自分に生まれ変わる~

https://booms.info/

 

■箱との出会い

 

私が『箱』を知ったのは、2006年、ちょうど『自分の小さな「箱」から脱出する方法』が出版された年でした。

当時私は、カーナビのDVDを再生するためのソフトウェア開発に携わっていました。

その頃は、DVDが普及し始めた頃でもあり、顧客からの要望が多い中、限られた人数での開発を行っていました。そのため残業も多く、毎週のように休日出勤をしている状況でした。

そういった中で、私は、自分の仕事は淡々とこなし、担当の業務が終われば、即帰宅。周りの人の仕事の遅さを見て、自分は仕事ができる人間だと思い込んでいました。だから、顧客からの指摘は、自分には関係ないこと。全部、周りのせいだと思っていました。

そのような状況で、半年ほど仕事をしましたが、依然として顧客からの不具合の指摘が一向に減らず、周りからはお荷物のプロジェクトであるという言葉を耳にしました。それを聞いた私は、このままでは、仕事ができない人と思われてしまう。何とかしなければと思い、プロジェクトメンバに色々アドバイスをしてみましたが、誰一人話を聴いてくれません…。一人空回りし、人間関係も悪化する一方でした…。

 

周りに相談しても、なかなかうまく行かず、この状況を何とかしたい!自分にできることはないのか?と思っていた時、ふとインターネットを見ていた時に、目に留まったのが『自分の小さな「箱」から脱出する方法』でした。本のレビューを見てみると、人間関係を良くするための本として売れており、評価も高い事を知り、早速購入しました。ノウハウ本だと思って読んでいた私は、衝撃を受けました。「問題は自分にある!」と書かれていたからです。まさか、問題を引き起こしているのが自分だとは思っていなかったので、とても恥ずかしく思いました。そこから、今までの自分の行動を見直し、試行錯誤を繰り返しました。自分中心の考えをやめて、相手に何かできることはないか、そして、プロジェクトを成功させるためには何が必要かを考え、プロジェクトメンバ―とコミュニケーションをとりながら仕事をしていき、自分一人だけで考えるのではなく、メンバー全員で考えて取り組む努力をました。そこから、人間関係もプロジェクトも、少しずつ改善していきました。

 

■家族に対して『箱』に入る

その数年後、スキルアップのために転職をしたのですが、まさかの単身赴任!子供もまだ小さく、手がかかる頃でもあり、妻のストレスもMAX。そのため、喧嘩が絶えない状態に陥りました。その時の妻の、「あなたは自分のことしか考えていない」という言葉が、胸にグサッと刺さりました。自分のスキルを高め、家族のために収入アップを目指した転職だったのですが、周りが見えていなかったのです。その時に思い出したのが、『箱』に入っている、という言葉でした。

自分のことを優先し、家族のことを後回しにしている自分に気づきました。家族に対して『箱』に入った状態で接していたのです。申し訳ない気持ちと、何とかして解決したい気持ちが溢れてきました。本を読みなおしただけではダメだと思い、すぐに箱セミナーに申込みをしました。

箱セミナーを通して、いかに自分が『箱』の中で生活していたかが分かりました。家事や子育てに奮闘する妻のために、何かしようと思ったのに、仕事を言い訳にして、中々行動に移せていないこと。また、頭で理解していても、相手に問題があると考えてしまっていたことなど、本を読んだだけでは、まだまだ腑に落ちていないところがあったことに気づかされました。

 

■これからの取組

セミナーを受けてもう1つ実感したことは、自分と同じような悩みを持っている人の手助けをしたい、という事でした。同じように悩んでいる人はたくさんいるはず。その人をサポートし、幸せになる姿が見たい!

自分の経験を基に、多くの人が『箱』からでるサポートをさせていただきます!

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