Arbinger Blog

2018/03/02

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 450 】 2018/3/2

娘もすくすく育ち、今月で8カ月になります。

娘はカワイイし、夫も育児に協力的だし、
産後クライシス、産後うつ、
その言葉は他人事だと思っていました。

でも、ふとした出来事や夫の一言で箱に入り、
イラッとしたり、悲しくなったりして、
それも他人事じゃないかもしれないと
思う瞬間もあります。

と、いうことで今回も育児ネタで
川ちゃんこと、川崎がお伝えします。

川崎紘子の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓

川崎紘子

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■ ひなあられ  : 川崎紘子  
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とにかく、娘はカワイイ。
昨日できなかったことが、今日はできてたり、
毎日一緒にいても飽きなくて
毎日毎日がとにかくカワイイ。

が、育児はとにかく疲れる。

仕事を早く切り上げて
毎日お風呂に入れてくれていた夫も
年明けから仕事が忙しくなり、帰りが遅くなった。

愚痴を言いたくなる時もあるけれど、
夫も忙しいんだな~頑張っているんだな~
そう思って、言いたくなる愚痴を飲み込み
私も育児を頑張っている。

もし私が愚痴った時に
「大変っていっても、おむつ替えて
お風呂入れて、寝かせるだけでしょ?」
そう言われたら

「じゃあ、あなたも仕事忙しいっていうけど、
机に座ってパソコンたたいているだけでしょ?」

そう言い返してやろうと思いながら
愚痴も言わずに頑張っている、私。

ただ、救いなのは娘が良く寝てくれること。

毎日じゃないけど、
夜は寝かしつけたら、朝まで寝てくれる。

娘が寝静まった後が、
やっと私の一人時間で、
夫婦団らんの時間でもある。

その日も娘が寝た後に帰ってきた夫。

そして、その日は帰ってきた物音で
娘が起きてしまった。

(もっと、静かに帰って来いよ。。。)

そういう心の声をグッと我慢して、
疲れて帰ってきた夫の為に
夕飯をちゃちゃっと配膳して、
「夕飯、これ食べてねー」と伝えて
娘の寝かしつけに向かう私。

長期戦を覚悟したが、この日は20分くらいで
再び寝かしつけに成功!

リビングに戻ると、シンクには
食べ終わった夫の食器たちが待っている。

(こういう日くらい、洗っておいてくれると助かるんだけど)

そう思いながらも、夫は仕事で疲れているんだと
自分に言い聞かせ、食器を片付ける。

夫はというとテレビを見ながらくつろいでいる。
・・・ひなあられを食べながら。

カワイイ娘のために買ってきた、
ひな人形に供えてある、ひなあられ。

それを、おっさんが、いや、夫が
ボリボリ食べているじゃないか。

「ねぇ、ひなあられは、ムスメちゃんのために
ひな人形のために買って、飾ってあるんだけど。
食べちゃったワケ!?」

私がそういうと、夫は
「え?食べちゃダメだった?
 いいじゃん、また買ってこれば~」

そう言って、手を止めることなく
一袋全て食べきってしまいそうな勢いで
ボリボリ食べている。

あぁ、そうさ。
また買ってこれば済む話。

(買ってくるのは、私なんだけど)

この心の声もグッと我慢して
引き続き食器を洗う。

すると夫が今日の娘の様子を聞いてきた。

夫なりに、私のことを気遣って
話しを振ってくれているんだと思い、
ちょっと嬉しくなって、今日の出来事を話す。

「ますます後追いが進化してきてさー

 ご飯食べてても足にまとわりついてくるし、
 トイレのドア開けると目の前で待ってたりするー
 だから、なんだかご飯もトイレもゆっくりできなくてさー」

すると夫は
「へー、じゃあ1日寂しい思いしなくて良かったじゃん」
と、ひなあられをボリボリ食べながら言った。

私は夫からの
「そっか、それは大変だったね」という
私の気持ちを受け止めて、
ねぎらいの言葉をかけてくれることを期待していた。

「は?全然良くないし!!」
今度は心の声が言葉に出た。

そして、私はこの時
ガッツリと箱に入った。

この後、夫が何か言ったかはもう覚えてないし、
もうどうでも良かった。

私はこの後も、無言でガチャガチャと
食器を洗い続けた。

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■ 編集後記
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くしくも、これはバレンタインデーの前々日の夜の出来事でした。

次の日、バレンタインデーのチョコを作ってみたけれど、
箱の外に出ることはできず、
愛情というより、憎しみ込めて作ってました(笑)

バレンタインデー当日には
作ったチョコと、手紙を一緒に
こっそりお弁当の袋の中にいれました。

手紙には「いつもありがとう」と書いたけれど
本当は「もっと、私に優しくしろ!コノヤロー!」と書きたかった(笑)

結局、私が箱から出たのは、この翌週。

夫が1か月半ぶりに4日連続で
娘をお風呂に入れてくれたことで、
私の箱がだんだんと小さくなり、軽くなっていきました。

箱から出たり、入ったり、閉じこもったりしながら、
育児に、夫の世話にと奮闘する毎日です。