Arbinger Blog

2019/03/18

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 504 】 2019/3/18

こんにちは!

温かい日と寒い日が続きますが皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
全国的には花粉が増えてきているようですね。

今回は北の大地から野中雪江がお送り致します。

野中 雪江の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓

野中雪江

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■ 私は悪くないと思いたい : 野中 雪江
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とんでもないミスをした
言い訳のしようもない、完全なる私のミス。

無かったことにしたいけれど、
無かったことには出来ない。

私の判断が間違っていて、
相手を傷つけたのだから、素直に謝る以外の選択はない。

でも…

と、認めている一方で、次々と言い訳が頭をよぎる

だって、そのようにしか思えなかったし
だって、それは良くないことだし
だって、勘違いさせたのは相手だし
だって、他の人だって勘違いするし
だって、だって、私だって…

私は悪くないと思いたい。
でも、相手は1ミリも悪くない。

それなのに、
なぜわ私がミスをしてしまったか?
という理由を主張したい感情が次々と沸き起こる。

あぁぁ、どこかで繰り返されたセリフのよう。

そうだ!
これは、箱の中の自己正当化の特徴だ。

無意識に私の自己正当化を最もらしく主張したならば、
どのようなコトに発展したかを想像して、ゾッとする。

気づいていなければ、私のミスで相手を傷つけたのに、
私は私を守るために、あたかも相手が悪いかのように仕立て上げていた。

私がミスをしたのはあなたのせいだと。
あなたが、私にミスをさせたのだと。

悪いのは自己正当化や自己防衛ではなく、
無意識に、誰かを非難されるにふさわしい人に仕立て上げ、
そのことにも気づかないことなのかも知れない。

箱を知っていて良かったと心から思った。

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■ 編集後記
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ミスを知ったときは、久々に背中が冷たくなる思いで、
様々な心の葛藤が起こりましたが、それを眺め、
自分の反応は反応としてみて、
冷静に心からの謝罪を伝えることができました。

自己正当化や自己防衛は、ある種自動的に起こるもの。
それをしてはいけないと抑圧したり、してしまった自分を責めるのではなく、
自己正当化のために誰かを非難するに相応しい相手にしようとしてはいないか?
と意識したり、気づいたりすることが、
健全な気持ちの切り替えなのではないかと思います。
箱は、そんな自分を知るための素晴らしい知恵です!