Arbinger Blog

2019/08/09

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 521 】 2019/8/9

こんにちは!
長かった梅雨が明け、関東地方は暑い日が続いています。
少し歩いただけで汗まみれになります。建物の中は冷房が効いていて快適ですが、屋外と屋内の温度差がまた疲れを呼びます。
こんな時は、北海道などの涼しいところに行きたい、と心から思います。
北海道といえば…
9月15日(日)〜16日(月・祝)に札幌でThe Outward Mindsetのワークショップを開催します。
冒頭からの宣伝で恐縮ですが、札幌近郊にお住いの方、
このチャンスでの受講をぜひご検討いただければと思います。
詳細はアービンジャーのHPをご覧ください。
今回は、学生時代を北海道で過ごし、
北海道を第二の故郷としてこよなく愛している大竹哲郎がお伝えします。

大竹哲郎の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓
大竹哲郎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ どこに意識を向けるか: 大竹哲郎 ───────────────────────────────── 先日、メンタルコーチ仲間と共催で「インナー・ゲーム」の勉強会を行いました。 みなさんは「インナー・ゲーム」をご存知でしょうか? テニスのコーチであるティモシー・ガルウェイが「我々の内側には、想像するよりもはるかに自然で効率的に学び、ものごとを達成する能力が潜んでいる。」ことに気づき、 これをわかりやすくまとめて「インナー・ゲーム」として本にしました。 簡単に説明すると… 私たちには、物事を自然に遂行する能力(これを「セルフ2」と呼びます)が備わっています。 一方、「こうすべきだ」とか「こうしなければならない」などと 理屈や理論で説明したがる自分(これを「セルフ1」と呼びます)も存在しています。 たとえばテニスの場合、「フォアハンドのストロークの時にテイクバックで肘をどれくらいの高さまで引き上げる」とか、 「インパクトの瞬間に軸足のつま先はどの方向に向いていなければならない」とか、 「バックスイングの時にグリップをどのように握り変えなければならないか」など、 これらは全てセルフ1が考えることです。 ところが、セルフ1の活動が活発になればなるほど、つまり、あれこれ考えれば考えるほど、 自然な動きが阻害され、本来できること(セルフ2の活動)ができなくなってしまうということがよく見られます。 もっと身近な例で考えると、たとえば階段を昇ったり降りたりするとき、 みなさんはその方法についてあれこれ考えますか? 前足をどの角度で引き上げて、どんなタイミングで降ろすのか。 後ろ足はどれくらいの力で地面を蹴るのか。体重をどのように移動させるのか。などなど。 そんなことは考えなくても階段を昇り降りすることはできますし、 そんなことを考えると自然に昇り降りすることができなくなってしまいますよね? そういうことです。 ティモシー・ガルウェイは、このような「あれこれ考える」セルフ1の活動を極力抑え、 セルフ2に伸び伸びと活動させることがパフォーマンスの向上につながると考えたのです。 ところが、「セルフ1の活動を極力抑えよう」と考えること自体がセルフ1の活動なので、 なかなかうまく行きません。 その代わりに考え出されたのが、「何かひとつのことを観察することに集中する」 ということによってセルフ1の発動を抑制するという方法です。 テニスの場合で言えば、たとえばラケットがボールを捉える瞬間の感触だけに意識を向けるとか、 打った後のボールの角度だけを観察するとか、 そのようなことに意識を向けることで自然な動きを取り戻すことができるというわけです。 ご興味おありの方には、「新・インナーゲーム」(日刊スポーツ出版社)や「新・インナーゴルフ」(同)をお勧めします。 さらに面白いことに、ティモシー・ガルウェイは、 この考え方をビジネスの場面にも応用しました。 仕事においても、あれこれ考えるのではなく、一つのことに集中すればパフォーマンスが改善するのではないか、と考えたのです。 たとえば某企業で、オペレーターの対応が悪いと顧客からの苦情が絶えなかった電話問い合わせ対応部門において、 オペレーターに対し、「マニュアルのことは一旦忘れ、電話の向こうの顧客の気持ちに意識を向けてみる」ことを提案しました。 すると面白いことに、たったそれだけの違いで顧客からの苦情が激減したのです。 ここまでお読みいただいた方は何かに気づかれたのではないでしょうか? そうです。「箱」と同じなのです。 私たちは「箱」に入っている時、自分の評価を気にしたり、 自分の行動を正当化したり、相手のことを非難したり、 どうしたら相手のことを変えることができるかなど、 あれこれ忙しく考えます。でもパフォーマンスは上がりません。 ところが、相手の気持ちに意識を向ける、 すなわち、相手の目標・夢・ニーズ・悩み・挑戦などに意識を向けた瞬間に「箱」から出ることができるし、 それらに意識を向け続ける限り「箱」の外に居続けることができるのです。 そして、「箱」から出ていると、人間関係や仕事がずっとうまくいくのです。 このあたりのことをもう少し深く探求したい方には、アービンジャーのワークショップを受講いただくことをお勧めします。 あっ、また宣伝になってしまいました! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆無料説明会について☆ アービンジャーの無料説明会(2時間)を開催します。 アービンジャーの紹介および体験ワークショップを行います。 ■2019/8/21 (水) 15:00~17:00:東京 会場:東京都中央区銀座2丁目15-6 銀座ブロッサム 7階 ■2019/9/9 (月) 13:30~15:30:大阪 会場:大阪梅田周辺 ■2019/10/9 (水) 15:00~17:00:東京 会場:東京都中央区銀座2丁目15-6 銀座ブロッサム 7階 ■2019/10/11 (金) 13:30~15:30:大阪 会場:大阪梅田周辺 お申し込みはこちらから。
アービンジャー無料説明会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メルマガの感想や箱エピソードをお待ちしております。 メルマガ内で採用された方には、 アービンジャーのノベルティ(ボールペン)を贈呈いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ セミナーのご案内 ┌──────────────────────────────── |書籍では伝えきれない核心の部分をお伝えします。 |職場におけるアクションプログラムも手に入る2日間です。 | |      【セミナー開催情報】 |  8月24日,25日(土、日曜日)福岡2DAY マインドセットセミナー |  9月7日,8日(土、日曜日)東京2DAY マインドセットセミナー |  9月7日,8日(土、日曜日)福岡2DAY マインドセットセミナー |  9月12日~14日(木~土曜日)東京 ファシリテーター養成講座 |  9月14日,15日(土、日曜日)熱海2DAY マインドセットセミナー |  9月14日,15日(土、日曜日)東京2DAY マインドセットセミナー |  9月15日,16日(日、月曜日)札幌2DAY マインドセットセミナー |  10月12日,13日(土、日曜日)大阪2DAY マインドセットセミナー |  10月13日,14日(日、月曜日)大分2DAY マインドセットセミナー |  10月17日,18日(木、金曜日)東京2DAY マインドセットセミナー |  11月9日,10日(土、日曜日)大阪2DAY マインドセットセミナー |  11月16日,17日(土、日曜日)長野2DAY 箱セミナー職場編 |  11月23日,24日(土、日曜日)東京2DAY マインドセットセミナー |  12月7日,8日(土、日曜日)大阪2DAY マインドセットセミナー |  12月12日~14日(木~土曜日)福岡 ファシリテーター養成講座 |  12月19日,20日(木、金曜日)東京2DAY マインドセットセミナー | | 申込みはこちらから→https://arbingerjapan.com/catalog/ | |  【コミュニティーの案内】 | ■箱会のご案内 | 箱の体験をシェアする場!一緒に箱談義しましょう! |  └──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ゴルフの全英オープンで、20歳の渋野日向子選手が見事優勝しましたね。 日本人によるメジャー制覇は42年ぶりとか。素晴らしいことですね。 そして、9月からはラグビーのワールドカップが始まります。 ラグビー強豪国以外での開催は初めて、そしてアジアで初めて、日本での開催です。 こちらも、日本代表の躍進が期待されます。 日本は第1回大会から8大会すべてに出場していますが、 まだ一度も決勝トーナメントに進んだことがありません。 今回、地元開催の大会で決勝トーナメント出場を果たせば、大きな快挙です。 ラグビー好きの私として興奮が止まりません。 皆さんもぜひ一緒に応援をお願いします!