Arbinger Blog

2015/02/20

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.298 】2015/2/20

みなさんこんにちは!
アービンジャー・ジャパンの伊藤です。

最近、少しずつ春を感じます。
日本には四季があって絶えず環境が変化しています。
自分の年齢、心や体の変化も含め、身の回りの状況や環境も
留まることがありません。
出会いもあれば別れもあり、人とのつながりも変化していきます。

ちょいと「成長」という変化について考えてみました。

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■ 大人になりたい  :  伊藤 彰記
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なんでこの人はわかってくれないのかね・・・

中々伝わらないなぁ・・・

相手に自分の気持ちが伝わらないことにモヤモヤする。

そして、さらにエスカレートして怒りが込み上げてきた。

「この分からず屋!!!」

結局、気持ちに余裕がなくなり、力でねじ伏せてやろうかと、
荒い口調で相手を非難し始める。

しかし、相手も黙ってはいない。

だから、言い争いが始まる。

結局、終いには、泥仕合の様相を呈し、醜い争いに発展する。

「ギャーギャーとうるさいわ、黙っとけ」

「うるさくないっ! そっちがうるさいの!」

「へーっ! 全然うるさくないもんねーっだ!

大きな声出してるのはそっちなんだから、おまえがうるさいの!」

「バカッ!!!」

「バカっていう奴がバカだ、バーカ!」

「バカじゃない!」

「バカだわ、バーカ!」

「うるさい うるさい うるさーい!!!!
ママ~ お父さんがバカって言ったー!」

どうも3歳の娘と反りが合わんのだ(笑)

ん? 大人げないって?

あー、そうですよ、どうせ5歳児並のレベルだって言われて
いますよーだ。

で、結局、同レベルで言い合いをしてしまう大人げない私は、
奥さんからたしなめられることになる。

しかし、そこで私の中でひとつの疑問が起こる。

果たして自分はこういうとき、大人なのだろうか、それとも
子供なのだろうかと。

大人げないが、子供ではない。

立派じゃないが、年齢や体格だけは立派に大人なのだ。

相手の立場を推測したり、共感する能力は、4歳から7歳ぐらいに
かけて飛躍的に発達していく。

だから、そのぐらいの年齢までは、相手の立場に立って
物事を理解するという能力に著しく欠けるわけだ。

だから、小さな子供は自己中に決まっている。

なのに、私は、まだ人間としてまだちゃんと発達してもいない
幼い子供に対して過剰に反応し、腹を立てている。

犬の知能は3歳児ぐらいあると言われているから、ひどい言い方を
すれば、はっきり言って、犬に向かってどうしてわかってくれないんだと
主張しているようなものかもしれないね。。。

一体私の中で何が起こっているのだろう?

3歳の娘と大人としてのコミュニケーションを取れないことに
苛立ちを覚えた私は、傍から見れば、子供の様に立ち振る舞っている。

ということは、大人の頭で考え、子供の心で感じ、反応していると
いうことか。

大人の頭と子供の心が共存している。

頭で理解していても、心が言うことをきいてくれないのだ。

いかに人間は感情に支配されて生きているのかということがよく
わかるね。

図体でかいだけなら、私は娘よりよほどでかい。

大人の「大」ってそういうことか?

いやいや器のでかさだろ~

心の大きさだよねぇ。

箱を学んでいれば、いつかちゃんとした大人になれる気がする。

おし! 成長するぞ~

ということで、ビッグな人間になるべく、いとちゃんの戦いは
これからもまだまだ続く。

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■ 編集後記
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今年は私にとって「後厄」の年です。
次のステージへはばたくための準備段階だと勝手に
思っています。
昨年の本厄イヤーはなんとか切り抜けましたので、
一安心。

って、こんなこと気にしてることが小さいですねぇ~

器を大きくしたいと思いま~す。

それでは、みなさん良い週末を♪