Arbinger Blog

2010/06/11

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.61】2010/ 6/ 11

こんにちは!アービンジャー・ジャパンの田染です。
皆様、いかがお過ごしですか?

福岡は、紫陽花がきれいに咲いています。
この晴れの天気にはにつかわしくありませんが、
炎天下の中、色とりどりの花をさかせています。
雨に濡れた紫陽花は風情のある紫陽花も見たいものです。
皆さんの地域はいかがでしょうか?

それでは、早速始めます!
今日の当番は、私、田染美穂子です。
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■  : 田染美穂子
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屋久島の全ての杉を、屋久杉と呼ぶわけではない。
千年の時を生きて、やっと屋久杉と認められる。
五百年・八百年の杉は「小杉」と呼ばれ、区別される。

火山の噴火によって地盤がせり上がってできた島は、
硬い花崗岩の上に痩せた土が薄く広がる。
根は土を養分を求めて、岩を這い石を抱いて生きる糧を探し求める。
それでも、本土の肥沃な土地に根ざす杉の、何十倍も永く生きる。

江戸時代に切られたと言われる切り株の上に苔が生し、
4cm程の杉の芽がいくつも顔を出していた。
樹齢は3~4年と教えてくれた。

1cm伸びるのに約1年。

屋久島の杉は静かに時を刻み、ゆっくりと成長する。
そんな彼らの上を、雲がすごい速さで通り過ぎる。

3cmの芽を見て、成長するのに3年かかったとは到底思わない。
千年生きるとは、想像もしない。
七千年を生きたと言われる、幹周り約16mの縄文杉。
わずかの栄養を土から貰い、
豊かな水に守られながら、
風に折られ雷に打たれ、
それでも少しずつ少しずつ根を伸ばし、
枝を広げてきた。

なんという生命力だろう。

屋久島の森は、エネルギーに満ちあふれている。
一歩森へ足を踏み入れると、
生への意志を強く感じる。
ゆっくり静かに、でも力強く生きようとしている。

「光が当たらない。」といじけたりしない。
強く吹く風に文句を言ったりしない。
ただ起こる出来事を静かに受け止める。
物も言わずに佇む屋久杉に、たくさんの生きるチカラをもらった。

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■ 編集後記
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「スペル」。久しぶりのホラー。
昇進の為に、老婆からの借金返済の融通を断った主人公が、
その老婆から呪いをかけられてしまう、というお話し。

結構な驚かせ方です。
でも、いざとなったら女性は強い。
あっけにとられてみていたら、
最後の筋書きを考えるのを忘れていて、
ラストでまた驚きました。
出演者は誰も知りませんでしたが、
楽しめます。

ではでは、今週はこの辺で。
皆様、ステキな週末をお過ごし下さい。