The Arbinger Institute

We Change Mindset

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 166 】2012/06/29

みなさん、こんにちはアービンジャー・ジャパンの伊藤彰記です。

「オネエ系」。

女装をしたり、誇張された女性語を使って、女性的な仕草をする人たちが
テレビやマスコミを賑わしていますよね。

オカマちゃん、ニューハーフさん、男性のゲイの方たちも、昔と比べれば、
バリアフリーと言いますか、多様性が受け入れられる世の中になってきたと
いいますか、どんどん増殖しているような気がします。

潜在的な要素を持っている人たちの比率が増えたのかどうかはわかりません
が、カミングアウトをする人が増えているのは確かだと思います。

私は恋愛対象が女性なので、ゲイの方の気持ちはあまりわかりませんが、
もしも気持ちが今のままで、体だけが女性に生まれていたらどうだろうか・・・
と考えると不思議な気持ちになります。

でも実際に、そのような境遇に生まれている人が世の中にはたくさんいる
という現実があります。

さて、そんなことを考えながら、今週は伊藤が担当いたします。

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■ 痛み : 伊藤 彰記
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先日、とある小さなまちに出張し、コンビニで買い物したときのこと。

買い物かごに商品を入れているとき、おにぎりの陳列棚を整理している
若い女性店員さんがチラリと視界に入りました。

後姿が視界に入っただけでしたが、随分と背の高い女性だな~と思い
ました。

清算しようとレジに向かうと、その女性が走ってきて、体格の割にと
言っては失礼ですが、随分とかわいらしい声で「お待たせしました~♪」
と言ってレジ打ちをしてくれました。

私は、商品を手際よくレジ袋に入れてくれる彼女の前に立ってボーッと
合計金額の確認を待ちます。

そのとき、急に、私の視点は目の前にいる随分と背の高いその女性の
手指にフォーカスし始めたのです。

ボーッとしていた私は、バーコードリーダーを持つ彼女の手にくぎ付け
になりました。

で、でかいっ!   そして、   ほ、骨が太いっ!

心の中で叫びながら、はっ! と思った私は、ビビりながら彼女の顔を
見上げました。

うぉぉぉぉっ!  こっ こわいっ!

私が見上げたその先には、大きなマスク、真っ黒な髪のワンレン風の
かつら、そして、顔の中で唯一確認できる目は、不自然な二重まぶたと
パンダちゃんのようなメークという、異様な雰囲気を醸し出す非日常が
あったのです。

私は本気で慄き、見てはならんものを見てしまったと慌てて視線を
そらしました。

ん~ こわいよぉ~  おかーちゃーん

・・・

そうです。

彼女は男性だったのです。

オカマちゃんのいる夜のお店には何度となく行っていますし、全然平気
だと思っていましたが、日常の中に非日常が突然現れると、こういうこと
ことなのかと衝撃を受けました。

一刻も早く店を出たいという衝動に駆られたその時、今度は、半そでの
制服から出ていた彼女の腕にフォーカスが当たりました。

私の視界に入った彼女の腕には、手首を中心に前腕全体におびただしい
数のリストカットした傷跡がありました。

その瞬間に私の感情がひっくり返りました。

私は、急激に、「申し訳ない」という気持ちになり、相手の気持ちにシンクロ
するように、彼女の人生の背景に入り込みました。

そこで彼女の辿った軌跡を勝手に私も妄想の世界で辿り始めたのです。

ちいさなまちで働く彼女。

心と見た目とのギャップ・・・。

「同情するなら金をくれ!」

今は立派に大人になられた安達裕実さんが、子役時代に流行らせた
セリフです。

憐れむなんて気持ちは、確かに人を傷付けます。

それは、差別や区別を意味するからです。

もっともっと「違い」を受け入れられる世の中になれば、もっともっと救わ
れる人は増えるでしょう。

顔だって指紋だって、何一つとして全く同じ人なんてこの世の中に一人
もいません。

誰しもがみんな違います。

見た目の違いなんて本当はどうでもいいんです。

表面的な行動や、言動だけで、私たちの感情は簡単に大事なことを
見失わせてしまいます。

人間、体の傷の痛みは癒えますが、心の傷は中々癒えません。

だから、私は、心の傷の痛みがわかる人でいたいと思うのです。

嗚呼、神様仏様、私に心の傷を癒す力をお与えください、アーメン、
ソーメン、ヒヤソーメン、ついでにタンタンメン・・・

てか、ヒヤソーメンってなんだ?

・・・

・・・

たぶん、願いは叶いそうにないので、いとちゃんの修業は死ぬまで続く。。。

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■ 編集後記
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マツコ・デラックスさん。

いろんな意味でインパクトのある方です。

ネーミングが素晴らしいですね。

なんてったって「デラックス」です。

自分で言っちゃう発想はなかった。

言いたいこと言い放題な印象がありますが、いろんなご苦労もあるんで
しょうね。

たぶん。

私も自信持って、デラックスに、マーベラスに、ワンダホーでいきたいと
思います。