The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 273 】 2014/8/22

みなさん、こんにちはアービンジャー・ジャパン、
「箱」の真ちゃんこと佐藤真一です。

お盆休みも終わり、夏終盤ですね。

お子さまたちはそろそろ夏休みの宿題、慌てはじめる頃でしょうか。
いや、来週かな。

この時期になるとうれしかったはずの夏休みの中でも、
なんともいえない焦りの記憶が蘇るのは私だけでしょうか。

もうはるか昔のことなのですが……。(笑)

さて今日は、「箱」の真ちゃんこと佐藤真一が担当します。

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■ 「子どもの頃から変わってないじゃないですか!」 : 佐藤 真一
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先日、ある企業の経営者・Mさんとお話をしていたときのことです。

「さとうさんね、オレってなんでこんなにつらくて、
大変なことばかり選んできちゃってるんだろうね……」

「どういうことですか?」

「いや、だってさ、社長、社長って言われるけどさ、
いろいろたいへんなのよ、これが」

「ええ」

「楽をしようと思えばさ、いくらだってそういう選択があるじゃない。
手を抜くとか、あきらめるとかさ……」

「はい、そうですね」

「でも、気づくといつも大変なほうを選んでいるんだよね」

「そうなんですね」

「いや、正直、もっと楽なほう選んで、
ボケーっとしたいって思う気持ちもあるんですよ」

「うんうん」

「でも……ダメなんだなぁ」

「そうなんですね」

「もう、そういう性分なんだね、オレっていう人間が」

「そのようですね」

「いや、さとうさん、なにカッコつけてんだと思ってるでしょ?」

「いや、そんなことはないですよ。
私にはそのご苦労の本当のところはわかりませんけど……。
でも、そういう選択をするMさんの原動力って何なんでしょうね?」

「原動力?」

「そうエンジンといいますか、なにか思い当たることはあります?」

「うーん、そうだなぁ……やっぱりお客様の笑顔かなぁ。
月並みだけどね」

「いやいや、素晴らしいですよ」

「やっぱりあてにされるってうれしいじゃない?
そうしたらそれに応えようって思うし」

「そうなんですね」

「言われてみれば、、若い頃からそうだったかもしれないなぁ」

「というと?」

「お客様からクレームの電話がかかってくるじゃない。
クレームだってわかるとオレの上司、途端に電話に出なくなるんだよ」

「えーっ、そうなんですか!」

「でさ、電話取り次いでくれた女性は困り果ててさ。
仕方なくオレが対応せざるを得なくて……」

「それで?」

「いや、やっかいな話が多かったんだけどさ、やるしかないでしょ。
それで、お客様にいついつまでにこういう対応をしますって。
結果的には宣言しなくちゃいけなくてね」

「あらら」

「でも言ったからにはやらないとね。
で、こっちも必死でなんとかやり終えるじゃない」

「ええ」

「そうすると、お客様が『ありがとう!』って言ってくれて。
次からオレを指名して電話してくるようになるわけ」

「おぉ、すごいですね!」

「必死だったからね。
でもそんなお客様がだんだん増えてきてさ。
1年も経たないうちに上司のご指名からすべて私指名になっちゃって」

「へぇー、Mさん、ナンバーワン指名じゃないですかっ!」

「いやいや、そんなすごいもんじゃないけどね。
でも今話しながら感じたけど、そういう意味ではその上司に感謝だね」

「というと?」

「だってさ、その上司が電話応対を拒否しなければ、
今頃オレはこんなふうになっていなかっただろうからね、
今は音信不通なんだけど、そうだな、ホント、感謝だ」

「なるほど!」

このMさんの話を聞きながら、
私は以前、Mさんから聞いた別の話を思い出していました。

「Mさん、子どもの頃から変わってないじゃないですか!」

「えっ、どういうこと?」

「だって以前、川で魚捕まえてくる話、してませんでしたっけ?」

「魚?」

「そうそう、お祖父さんの晩酌用に
アユやウナギを獲っていくとすっごく喜ばれたって」

「あぁ、そうだけど」

「それだけじゃなくて、家族の人数分獲っていくと、
お母さんにも喜んでくれたって」

「あぁ、そうでしたね、よく覚えてますね」

「だから、友だちがもう暗いから帰ろうっていうのに、
あと一匹、あと一匹って、一番遅くまで粘ってたって」

「ははは、昔からあきらめが悪かったんですかね」

「いや、誰かの喜ぶ顔が見たかったんじゃないですか?」

「うーん……そうかもしれませんね。
言われてみれば子どもながらに役に立てているって実感がありましたね」

「そうなんですね」

「いや、今思ったけどね。
うちの社員にもそういう気持ちを実感してもらいたいなぁ……。
だからオレ、あきらめないのかもしれませんね」

という感じでした。

誰かが喜んでくれる、笑顔になってくれる、
そして誰かのお役に立てる、

どんな人でも子どもの頃から
そんな純粋な気持ちを持っているのではないでしょうか。

そして大人になってからも少なからず、仕事や家庭でも
本当はそういう気持ちが根っこにはあるのではないでしょうか。

素敵なことだなぁとあらためて感じさせてもらいました。

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■ 編集後記
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アービンジャーの新刊、

■日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則 きずな出版
http://amzn.to/1jHSqA7
http://amzn.to/1qTidiK kindle版

が発売されてから3カ月が経過しました。

おかげさまで好評で、書店さんでもまだ店頭に並んでいます。

なんでも書店での本の入れ替わりは驚くほど早いようで、
数日で店頭から消える新刊もあるようですから、本当にありがたいことです。

私もこの新刊を読んで、ふと以前出版された「箱」の緑の本

■自分の小さな「箱」から脱出する方法 大和書房

や白い本を

■2日で人生が変わる「箱」の法則 祥伝社

を読み返してみたんです。

そうしたら……忘れてる、忘れてる!

いや、さすがに重要なポイントは忘れていませんが、

「あっ、この言葉、そうか、ここに書いてあったんだ……」

とか

「そうそう、あの時、このセリフ、グサッときたんだよね」

とか。

そしてまた新たな気づきも得られるんです。

みなさんもぜひ新刊を読まれて、
そしてすでに本棚に並んでいる「箱」の本も読み返してみてくださいね。

それからまた新刊も読み返してみるとさらに深く読み取れると思います。

オススメです!