The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 302】2015/3/20

みなさん こんにちわ
熱海は日本一早い梅と
日本一遅い紅葉だそうです

熱海の梅園も梅が盛りできれいでした

美容室でも卒業シーズン
袴や晴れ着がきれいです

先週の斉藤さんからのバトンで

今日は円城寺がお送りします

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■   誰があきらめた!               :円城寺興志
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出会いと別れの季節 春

当社にも新人が入ってくる

楽しみだなぁ

新しい人が入ると おもしろい

人間関係も一気に変わる

特に新人のすぐ上の先輩は いきなり先輩になっていく

新しい人が会社を変える

現在美容学校ではどんどん生徒も減っている
その中でも実際に美容師になるのではなく
エステやNAILに進む人も多い
実際に美容室に入る人がどんどん減っているのが現状だ

入社してくれるのは本当にありがたいね

そう考えると

入社って 新人さんが作ってくれた「ご縁」

数ある職種から 美容を選んでくれてありがとう
多くのサロンから 当社を選んでくれてありがとう

さぁ 準備を整え お迎えしよう

毎年 こんな事を考え 新人を迎え入れる

しかし だが しかし

ある日

「社長 ちょっと話があるので 時間を・・・・」

なんだか暗い こんな時はあまりいい話ではない

「おお 分かった 営業終わったら 話そうか?」

「はい 分かりました」

心がざわつく 仕事も手につかない

どうした? 辞めるのか?

そういえば最近 元気がなかった

やる気もない 人も足りない今 どうしよう?・・・・

営業も終わって いよいよ話が始まった

「社長 辞めたいです」

きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(織田裕二なら 叫んだところだ)

やっぱり そうか そんな気がしてたんだ・・・・

冷静を装い

「なんだ? どうした?」

「いや 美容師向いてないんじゃないかと」

「そんな事ないぞ 良くやってるじゃないか もう少し頑張ってみろ」

「テストも受からないし 指名もつかないし・・・・
いや 親も年取ってきたんで実家に帰って別の仕事しようかと・・・・」

「う~ん それはそうだろうけど」

心の中で苛立ちが芽生える 親なんか出して 本当かよ
この前元気そうだったじゃないか!

「会社でもフォローするから 頑張れないか?」

「いや やっぱ 無理です 辞めたいんです」

やっぱり うそ臭い やる気ないなぁ
根性がないんだよ バカやろう!

「そうか 分かった いつまでだ」

「明日でも」

マジか このやろう 全く店の事も考えてないな!!!!!

くそ どうでもいいや こんなやる気のない奴いても悪影響しかない

「そうか 分かった」

全く ムカつく どれだけ フォローしてやったんだ

最近やる気がないと思っていた 練習もしないし

お客様の前でも 笑顔もない

どうせ 続かないと思っていたんだ 早くなって良かったかもな

「どうしたんですか? 社長」

「あいつ 辞めるってよ やる気ないし
根性ないよな こうなるような気がしていたよ」

「そうですか 残念です」

「もういい お前もやる気がないって言ってただろう
残った皆で頑張ろうな」

「はい・・・・」

・・・・ん なんだか いやな感じだなぁ

心のどこかが モヤモヤ気持ち悪い

くそ 何なんだ

しかし あいつも新人の時は やる気にあふれていたよなぁ

ん? そうだよな

あいつが入って来たとき あんなに喜んだし
入社してくれて 感謝した

なのに 今はあいつを責めている俺がいる

そもそも 何であいつのやる気がなくなったんだ

もしかしたら 俺があいつを信じてなくなっていたんじゃないか?

全く 成長しないなぁ 馬鹿じゃないのか 続かないかもなぁ

そんな風に思い始めた自分がいた

彼はそれを感じ取ったんじゃないか

人に信じてもらえなければ 人は頑張れない

俺だってそうだ

馬鹿だ だめだ 将来無理だって思われたら

苦しくなってしまうだろう

もしかして 辞めるようにしたのは俺かも知れないなぁ

あきらめてしまったのは彼ではなく 俺の方だったのかも知れない

あんなにも感謝した彼を 今は責める自分がいる

申し訳ない・・・・

もう一度 彼と話をしよう

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■ 編集後記
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彼と話をした 心から謝った

もう一度 一緒に頑張れないか 話をした

彼に抱いた気持ちや 傷つけた事は一生消えないかもしれない

でも これからは 彼の今を認め 未来を応援しようと思う

師匠に言われた言葉がある

教育とは

「過去を許し 現在を認め 未来を応援する事」

全く 逆の事をしていた

過去の失敗をいつまでも忘れず
現在の彼を馬鹿にして 認めない
そして 未来を疑った

入社とは新人の覚悟と行動が作り出すご縁
退社とは 会社や先輩があきらめた時かもしれないなぁ

2015年 新しい出会いの春

もう一度大事な事を大切にしたいと思った