The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 307 】2015/04/24

みなさま、こんにちは

4月の金曜日も今日で最後となり、来週には大型連休が始まりますね♪
北海道は、これからがお花見の季節。
先日、函館で平年より9日早い桜の開花宣言がありました。
なんと、観測史上2番目の早さとのこと。

私の住む札幌では、蕾から少しずつ花開いてきたかなぁ~というくらい。
さくら舞い散る美しさを堪能できるのは、来週以降になりそうです。
改めて北海道の大きさと日本の東西の長さを感じる今日この頃。

今週は、ファシリテーター見習い中の野中雪江がお送り致します。

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■ トランクと荷物と私           :  野中 雪江
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長期出張から札幌へ戻り、バスターミナルからタクシー乗り場へ

約2週間分の荷物を詰め込んだキャリーケースとガーメントバック、
お土産を入れた紙袋にハンドバックと、両手にいっぱいの荷物を
引きずるように徒歩1~2分しか離れていない乗り場を目指して歩く

荷物が多くバランスがとりにくい
疲れている身体にまるで追い打ちをかけるような重たい荷物
ほんの数分の間に、お土産を買ったことまで後悔し始める

そうして、停車しているタクシーの前へ
「トランク使いますか?」と、運転手さんの声

降りる気配を見せることなく、決められた台詞のように
前を向いたまま声を発している姿に
私の箱が爆発した

「いいえ結構です!!!」

イライラしながら後部座席へ荷物を積み込み、
狭くなった座席へ乗り込む
(いやぁ、最低な運転手。もう最悪!)

そうして自宅へ到着し、降り際の運転手さんの一言
「キャリーケースのタイヤがシートカバーに着かないように
十分に気をつけてくださいね」

(はぁ?客よりシートカバーが大事なら自分で降ろせよ!)
心の声を口にすることなく、ガン無視を決め込んで
不機嫌丸出しで荷物を降ろす

家に着くなり開口一番、運転手の対応が、
いかに酷いかを捲くし立てるように
しゃべり続ける私

しばらくは黙って聞いていた旦那さんが一言

「トランク使いますか?って、聞かれたんだから、
お願いしますって言えば良かっただけなんじゃないの?」

確かに… おっしゃる通り

「結構です!!」と言っておきながら、
心の中ではもう一人の自分が叫んでいた

(えっ?えっ?なんて?…ホントにトランク入れないの?)

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■ 編集後記
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重たい荷物を手にしている私を見たら、運転手さんはきっと車から降りて
トランクを開けつつ迎えてくれるだろうという大きな期待があったんですね。

でも、そうではなかった。

期待を裏切られ、思い通りに動いてくれなかった運転手さんに箱に入った結果、
イライラしている気持ちも全部伝わっていたのでしょうね。

だから、白くてキレイなシートカバーも汚し兼ねないと思われた。

そう思うと、最後の一言を言わせたのも私が箱に入っていたから。

その後のニュースで知ったことですが、
ちょうどその時期「トランクに荷物を~」と言って、
運転手さんが降りたスキをついたタクシー強盗が数件起きていたと…。

だから、降りずに声を掛けたんですね。

箱に入ると孤独に陥り、イライラは倍増するばかり…。
人としての器を大きくするための修業はまだまだ続く。