The Arbinger Institute

We Change Mindset

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 331 】2015/10/30

みなさん、こんにちは。

アービンジャー、見習いファシリテーターの川原健太郎です。

今週は僕のメルマガ当番だったのですが、すっかり忘れており

配信が遅くなってしまいました。

たのしみにして頂いている方もいらっしゃるのに大変申し訳ございませんでした。

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■ 妻の一言 : 川原 健太郎

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僕には後輩がいます。

お世辞にも出来が良いとは言えないような後輩で

どんな仕事を振っても時間がかかるし、効率も手際も悪いし、ミスをする。

そのくせにおちゃらけてばかりで、ちっとも反省の色の見えない。

そんな後輩。

仕事の覚えも悪いから何度も同じことを教えなきゃいけない。

仕事をお願いしてもすぐに「すみません、忘れてました」って言うから

何度も確認しなきゃいけない。

そんな後輩に僕もついにブチ切れちゃいました。

弊社では各事業部ごとの経営状況を報告する経営報告会があるんです。

四半期ごとにあるのですが、今期の報告はその後輩に任せようと思っていたんです。

そこで経営報告会の1ヶ月半前に

その後輩に時間を取ってもらい

経営報告会の趣旨や発表が必須となる事項などの要点を伝え

そのほかの内容については、趣旨にあった内容で自分で考えてアレンジしてみるように伝えました。

期限は報告会の1週間前。

その時に僕と内容を共有して仕上げて行こうと約束しました。

それから約1ヶ月。

約束の日の3日前。資料の進行状態を聞いてみました。

「どう?進んでる?」

「はい、良い感じです。でも川原さんに見て頂くのにあと5日頂けないですか?

出張も重なってるのでもう少しだけ時間を頂けたらもっと良いものが出来そうなんです。」

「そっか、そっか。わかった。じゃぁ、5日後に時間を取ろう。頑張ってね。よろしく。 」

そして5日後。

約束の日。

終業時間を過ぎた頃に時間を取りました。

そして約束の時間。

気がついたら僕は後輩の椅子を蹴って怒鳴りつけてました。

後輩の製作した資料は、完成とは程遠い状態。

最初の数ページほどしか仕上がってない状態。

必須項目も抑えていなければ

趣旨を全く理解していない内容。

「良い感じに進んでます。」

「後5日あれば良いものが出来そうです。」

嘘だったわけです。

後輩の不誠実さに腹が立ち烈火のごとく叱りつけていました。

経営報告会まであと数日です。

「お前今日は徹夜しろ。明日の朝イチ俺に見せろよ。」

そう言って僕は帰りました。

普段おちゃらけてる後輩も

床の一点を見つめて

血の気の引いたような顔になっていました。

家に帰ってシャワー浴びて

ビールを飲んでもイライラしてました。

テレビを見ても面白く感じませんでした。

堪らなくなり僕は後輩のことを妻に話しました。

「どう思う?ひどい後輩だろ?俺もどうしていいかわからないよ。」

すると僕の気分とは裏腹に妻はニヤニヤしながら

「それでイライラしてたんだ。けんちゃん顔にでるからすぐにわかるよ!」

「私はトロいし、要領悪いし、鈍臭いからその後輩くんの気持ちわかるなぁ」

「でもけんちゃんには絶対わかんないよ!!

だってけんちゃん要領いいし、仕事も早いだろうしね。」

「後輩くんの気持ち知りたい?本当に知りたい?

ショック受けるかもよ!」

茶化すように言ってきました。

でも僕は恐る恐るうなづきました。

「きっと後輩くんは怖かったんだよ。

けんちゃんに怒られるって思って相談したくても出来なかっただよ。

だっていつも後輩くんは怒られてるんでしょ?

けんちゃんには怖くて相談できないよ!!」

優しい話し方で笑顔で教えてくれましたが、僕はショックでした。

僕は、面倒見の良い先輩だと自分のことを思っていました。

思いやりのある優しい先輩だとも思っていました。

でも実際にはそうじゃなっかみたいなんです。

妻の言葉の通りだと思いました。

「明日、『手伝おうか?』って言ってあげたら?」

ショック受けてる僕を気遣うように妻が言いました。

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■ 編集後記

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次の日、後輩の顔を見ると

髪はボサボサで疲れ切った顔をしていました。

言われた通り徹夜したようでした。

「どう?完成した?」

「いや。その。もう少しで終わりそうなんですけど

うまくまとまってなくて・・・。」

やっぱり終わっていないようでした。

「そっか。昨日はごめんな。悪かったよ。言い過ぎたね。

まだ終わってないなら残りは俺も手伝うよ。一緒にやろう。」

妻のおかげで僕は箱の外に出ることができましたとさ。