The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 377 】 2016/9/23

こんにちは

箱セミナー、見習いファシリテーターの辻良太郎です。
だんだんと過ごしやすい季節になってきましたね。

秋といえば・・・
芸術の秋、スポーツの秋、紅葉の秋、読書の秋
いろいろありますが、僕はやっぱり食欲の秋です。

皆さんはどんな秋を楽しまれるのですかね??

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■ 父の思い出: 辻良太郎
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幼いころ

うちの家の隣に、小さな納屋がありました。
納屋の2階には空き部屋になっていて
普段は何も物が置いてない状態でした。

ある日、たまたま納屋の2階の空き部屋に入ってみると
何もないはずの部屋に
将棋盤と小型のテレビそして週刊誌が2冊
その横に知らないおじさんが寝ていました。

びっくりした僕はすぐに母に報告しました。

辻)「知らないおじさんがいるよ!」

母)「納屋には近づかないこと!そして、このことは誰にも言っちゃだめよ!」

子供が触れてはいけない、大人の事情があるんだろうと思った僕は
それからしばらくは納屋に行くことはありませんでした。

3ケ月ほど過ぎたころ
母から、納屋のおじさんがもう出て行ったことを聞かされた僕は
久々に納屋の2階の空き部屋に入りました。

がらんとした部屋の中
置いていかれた将棋盤と小型のテレビが
急いで出て行いかなければならない状況にあったことを感じさせました。

何年か経ち
母から当時のことを聞かされました。

突然納屋に住みだしたおじさんは
金銭問題でその筋の人から追われていたそうです。

見かねた父が納屋にかくまっていたのですが
居場所がばれ、さらに遠くに逃げたのでした。

逃げる際に、父はそのおじさんにお金を渡したそうです。

「あ~確かに一時期黒塗りのベンツで怖い人たちがうちに来てたなぁ・・」

その時のことを思い出し、僕は父の行動の意味が分かりませんでした。
いくら知り合いが困っているからと言って
その筋の人に睨まれるようなことを勝手出て
決して裕福ではない家計の中で金まで渡すなんて
僕には全く理解ができませんでした。

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■ 編集後記
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あれから30年後
僕も父と同じ個人経営者となりました。

父は80歳過ぎ、いまだ現役で仕事をしています。
仕事の依頼が絶えないようです。

そんな父の姿を見ていると
僕が80歳になったころ、父と同じように
人から慕われるような男になれているだろうか
と思うことがよくあります。

すぐに箱に入りやすい僕
自分の利益のことばかりを考えてしまいがちになります。
そんな自分を感じると、ほとほと自分が自分で嫌になります。

そんな時は
「父のように、人のお役に立てる人になっていきたい」
と思うことで心が穏やかになり、力が湧いてくるのを感じます。

「そもそも自分はどんな人でありたいか?」
忘れずに傍らに置いて、今後も生きていきたいと思います。

次回は、橋口遼さんです