The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.125】2011/09/16

こんにちは。アービンジャー・ジャパンの伊藤彰記です。

相変わらず暑い日が続きますが、朝晩は随分過ごしやすくなりましたね。

抜けるような空を見上げていると心まで晴れやかになります。

秋ですねぇ~

食欲ですか? 読書ですか? 運動ですか?

私はもっぱら・・・

今日も元気に二日酔い!

さてさて今週は、私、伊藤彰記が担当します。

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■ 「箱」の外で働く : 伊藤彰記
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私が経営する会社は愛知県豊橋市にあります。

鋼材(ひらたくいえば「鉄」ですね)を売っています。

しばしば鉄工所に間違われるのですが、鉄工所さんに「鉄」を売る流通業
です。

ま、そんなことはどうでも良いのですが、今年度5人の新入社員が入社
してくれまして、毎日一所懸命に働いてくれています。

で、もうすぐ半年を終えるこの時期、下半期の目標を立てるということも
あり、箱セミナーを行いました。

(私個人としては目標をそれほど重視しておりません。大事にするべきは
過度な数値目標ではなく、あくまで状態目標、目的意識です。あ、長く
なるのでやめます・・・)

社長と新入社員が2日間同じ空間で同じ空気を感じ合います。

感性豊かな若者たちにいろんなフィードバックやエピソードをもらい、
私自身がとても勉強になります。

学生時代、居酒屋さんでアルバイトをしていた女子新入社員Aちゃんが
います。

普段から、彼女との会話にしばしばその頃のエピソードが登場します。

そのお店にしばしば閉店間際に訪れる迷惑な3人組の若者たちがいた
そうです。

男性2人、女性1人。

いつもベロンベロンに酔っぱらった状態で訪れ、大きな声で周囲に迷惑
をかけながら会話して、さらに中々帰ってくれないという面倒臭い嫌な客。

そんな3人組に対して、いつものように嫌だな~と思いながら接客して
いたある時、女性に「今からもう一人来るから」と言われたそうです。

え~ 今から!?

またしても閉店間際の時間帯に、心では抵抗しつつも「それは困ります」
とも言えず、「はい、どうぞ」と一応笑顔で対応したそうです。

しばらくした後、来店したもうひとりの連れ合いを店の外まで迎えに行った
女性客。

お店に入って来た時、Aちゃんは驚きます。

なぜなら、大人の顔をした子供の様な小さな体を抱き抱えてきたからです。

四肢欠損状態。

乙武洋匡さんと同じです。

もちろん、Aちゃんの驚きなんて全く関係なく、楽しそうに笑顔で語り合う
4人。

面倒見の良いおねえちゃんと何でも一人でこなす五体不満足な妹。

Aちゃんの3人組を見る目が変わります。

つまり、「箱」から出た。

それからは、いつも以上のとびきりの笑顔で接客をしたそうです。

そんなAちゃんの働いていた居酒屋さんは愛されて繁盛しています。

「おまえさんがいるからこの店にくるんだよ」

そう言われることでさらにやる気が出たそうです。

笑顔で元気一杯にお店に来てくださるお客様に楽しく食事していただく
ことをミッションとする。

だから帰る際に多くのお客様が食器を積み上げ、机まで拭いて行って
くれたそうです。

一所懸命に働く人にサポーターが現れる。

~「箱」の外で働く~とは?

「箱」セミナーではそんな話をしますが、私がほっこりさせてもらいました。

Aちゃん、いつも元気に働いてくれてありがとうね。

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■ 編集後記
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会社は人の集まり。

杓子定規では計れない、合理的じゃない矛盾だらけの人間が集まる集団。

幸せや喜びもあれば、悲しみ、苦しみ、悩みもある。

すべての「箱」がなくならないように、すべての痛みや問題もなくならない。

嫌なことだってそりゃあるさ。

だから人間。

いろんな問題がやってくる度に、それを乗り越え分かち合う喜びを共に感じ
られる。

みんなありがとう。