The Arbinger Institute

We Change Mindset

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.19】2009/8/7

こんにちは!最近、‘聞くこと’にストレスを感じている田染です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

自分と違う意見だと、聞き辛い。
自分が知っていることを長々話されると、顔が歪んでくる。
自慢話は耳障りで、説教の類は耳が貝になる。
‘聞く’という行為は、耳がやっているのではなく、
感情がする行為じゃないのか?!
とすれば、「どう聞こえるか」ではなく「どう聞くか」。

日々、精進ですねぇ。

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■ 「気に食わない上司」 : 西田敬一
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「あの馬鹿上司が!!」

ジョギングをしていると、突然ムシャクシャしだした。

足を動かすことで、筋肉が刺激され、

頭の中でイメージや考えが勝手に沸いてくる。

それも、全部会社での出来事だ。

強烈に悪いイメージしか出てこない。

しかも、その悪いイメージは、増幅の一途を辿る。

きっかけは、昼間の上司の一言だった。

議論が白熱し、僕は上司に対して

「お客さんのことを真剣に考えたら、もっと
他にもやるべき事があるはずだ。
あんたは真剣に考えてるのか!」っと訴えた。

すると、上司がしらけた顔で

「だからお前は、駄目なんだよ!
お客さんも大事だけど、会社のことも考えろよ!
話にならんね。もっと視界を広く持てよ!」 と返してきた。

(どうせ、こいつに何言っても無駄だろう・・・・)

するとすぐに僕は謝った。

「すいません・・・・つい興奮してしまって。」

「まぁ、いいんじゃない?」

上司が不敵な笑みを浮かべながら
まるで勝ち誇ったかのように、会議室を後にした。

上司が出て行った後、僕は、一人きりになった会議室の
ソファーで、これまでの会話を振り返ってみた。

「俺は、社会人として正論を言ってるんだ。
こんなに会社のためを思って言ってるのに。
一体なんで、俺が誤らなければいけないんだ・・・
あいつのせいで、この会社も俺の人生もお先真っ暗だ。」

上司の嫌味な顔が思い浮かぶ。

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■ 「怒りと徒労感」
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嫌な気持ちが、その後も続いた。

パソコンに向かっていても
電車に乗っていても
上司の勝ち誇った顔がはっきりと目に浮かぶ。

考えて見れば、こんなことはしょっちゅうだ。

僕の日常生活の中で、あいつの顔が思い浮かばないことはない。
考えてることのほとんどは、あの上司のことだ。

たとえ、彼がいないオフィスでも、
会話のやりとりを想像してしまう。

「今度は、こう言ってみようか。いや、でも待てよ。
あいつのことだから、きっとこっちの角度で反論してくるだろう。
そしたら、今度は逆にこう言って反撃してやる。」

そこに彼はいないのに、僕はただただ
妄想の中で、彼を非難し続けることを考えた。

「ふうーー。」

ひとしきり妄想の中で、彼を非難した後に
言いようのない徒労感に襲われる。

仕事でのエネルギーの半分以上は
この妄想に使っているのかもしれない・・・

家に帰り、妻と子供の顔を見ると、元気が戻った。

しかし、一日の中で、心休まる平和な時なんて、ほんの一瞬だ。

その日の夜になって、日課のジョギングを始めた。

すると、再びあの嫌な感じが僕の心を支配しだす。

ジョギングの最中、ずっと、上司の非難を続ける。

「あいつは、前にこんなこと言ってたよなー。それに
自分もレポート遅れるくせに、俺の時ばっかり怒って
きやがって。」

しかも、今日の会話だけじゃなく、過去のことも遡って
上司を非難する材料を探し出す。

それだけではない、

「僕は、これだけ会社のためにやってるのに・・・
今日もずっと会社のことを考えている。
なんであいつより、評価されないのだろう?
もっと俺を認めてくれてもいいのに。」

自分が会社のためにやっていることをたくさん思い出した。
そして、そんな自分をより可愛そうな人間にあげつらっていく。

せっかくのジョギングは、体を鍛えるためのものから
会社への不満をぶつけるものへと変わっていった。

恐ろしいことに、こうやって
自分自身が箱の中にいることも見えなくなっていく。

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■ 怒りを引き起こすもの
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これは、僕の会社員時代のリアルな話です。

僕が箱セミナーを受講して、一番良かったと
思っているのは、この「怒り」という嫌な感情が
本当に少なくなったこと。

たとえ、一瞬怒っても、あまり引きづらない。

なぜって?

それは、その怒りの正体を知っているからです。

怒りの正体を知って、それに気をつけておくと
とっても健康的で幸せに満ちた生活が送れます。

「怒り」のエネルギーは、強烈です。

しかも、幸せ感に対して、増幅しやすい傾向にある。
(っと勝手に思っている)

だから、怒りをコントロールする術が必要なのです。

怒りの正体が分かれば、それを引き止めることができる。

その術は、箱セミナーの第3章でお伝えしますね。

お楽しみに。
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■ 編集後記
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先週末、鹿児島へ行ってきました。
同じ九州なのですが、気温が全く違って、
今年、福岡では味わえていない‘真夏’を実感してきました。
久々の青空で、伸び伸びとした入道雲も見ることができました。
緑も多くて、食べ物もおいしくて、時間がゆっくり流れていて、
お休みを満喫しました。
まさに、箱の外の世界ですね。

今週の皆様の予定はいかがでしょうか?
それでは、また来週!