The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.200】 2013/2/22

みなさん。こんにちは。アービンジャー・ジャパンの西田敬一です。

このメルマガも早いもので200号を迎えることができました!

これもご購読いただく皆様のお蔭です。
本当にありがとうございます!!

記念すべき200号は僕、西田が担当いたします。

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■  「 犯人探し 」      :  西田 敬一
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先日、あるクライアントさんとのコンサルティングが
始まりました。

「箱の理論」を組織で活用し、社内風土を
活性化させたいとのご要望です。

地域では有名な企業で、40年の歴史とブランドを売りに
拡大を進めてこられました。

「業績はそこそこ良いのですが、今後10年を考えると、
希望が持てないんだよね。」

と社長は仰います。

まず、幹部社員の方に、ヒアリングをするところから
始めました。

「西田さん、うちの社員は、絶対に本音を言わないと思うよ。
これまでも社内でヒアリングしてみたけど、
みんな本心を言ってくれないんだ。」

ご忠告をいただきながら、それぞれの方のお話を聞いてみると・・

出るわ、出るわ。

本音というか、会社への「不満」が。

「頼むからー、誰か、もう少し、明るい話題を提供しておくれ。」

僕は、心の中でつぶやいていました。

全員の話を聞いたその夜、プロジェクトの仕切り役の
数人と飲み会になったのです。

そこでの席のこと。

「ねー、西田さん、で、誰が不満言ってたの?」

「西田さん、絶対に誰にも言わないから教えてくれよ。」

「いやーー、そのーーー。」

はぐらかそうとする僕に、みんなが必要に
絡んできます。

「西田さん、俺達は胎を割って付き合いたいんだよ!
絶対に社長には内緒にするから、俺にだけ教えてくれよ。」

(子供じゃないんだから・・)

箱を知る前の僕であれば、
「ここだけの話ですよ・・・あんたもヒドイ人ですねー。」

なんて言いながら、ニヤニヤしながら、その不満話しを
面白く話していたと思います。

しか~~~し。

今は、箱の法則を知っているのです。

箱の一番悲惨なことは、グループ間の抗争になっていくところです。

つまり、「共謀」。

「あー、きっと、僕が話し始めると、みんな喜んでその人を
なじり出すんだろうな。。」

僕は苦笑いしながら、どうしたものか考えこんでいました。

こんな時、僕はファシリテーターとして、一体どうしたら
良いのだろうか??

考えたあげく、

「じゃー、個人名は、伏せるので、全体の感想として
軽く伝えますね。」

ということにしました。

「みなさんの話を聞くと、全体としてはこんな感想を
お持ちのようですね・・・」

「西田さん、それ絶対に●●でしょ!
そうだ!西田さんの顔にそう書いてあるもん!!」

いや、僕の顔には名前書いてないけど。。。

その後も、しきりに、リーダーの方たちは、
誰がどうだ、あいつはあーだと、憂さを晴らすような飲み会を
始めました。

ザ・犯人探し(笑)

恐らく、自分達が、共謀状態にあるなどとは、
シミほども感じていないのでしょう。

一通り、会話が終わるまで、僕は黙って飲んでました。

「西田さん、で、これからどうするの?」

「さー、これからどうしましょうね。」

「西田さんの言ってた、箱ってやつを教えてくれよ。」

「そうですかーー。うーーん。そうですねーー。」

(それも箱なんだけどな・・・)

黙りこんだふりをしたのですが、

僕は、おかしくて笑い始めてしまいました。

「そうですね、箱はですね、今度のセミナーまで
とっときましょう。お楽しみにということで!!」

「あーー、苦しい。
早くこのみんなと共有したい。」

と心底願った一日でした。