The Arbinger Institute

We Change Mindset

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.22】2009/8/28

こんにちは!とうとう8月も終わり!
朝晩すずしくなりましたが、世間は選挙で熱くなっているような・・・

先日22日、東京ビックサイトにての「セミナーズ」主催のイベントにて
Arbingerブースに来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
リアルファシリテータはいかがでしたか?

さて、今週の担当は、仲井京子さんです。
では、宜しくお願いします!

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■ なにをもって行動するのか : 仲井 京子
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箱の外の行動として、続いているものがある。
事務所のスタッフのイスのネジを締める行為だ。

私の事務所は大きな机にイスを囲んで仕事をしている。
イスはみんな同じ「木」の回転するイスだ。
当初、デザインが気に入って、買い揃えたのだが
イスの接続部分であるネジがイスを回転する都度、少しづつゆるくなり
ガタガタしてくるようだ。

それに気づいた私は、最後に事務所を出るとき、
みんなのイスのネジをしめる。
高い給料を出せないわたしの、開業当時からのせめてものこだわり
「すこしでも気分のよい環境で働いてもらいたい」
そんな想いが引き起こした行動でもあるのだ。

そして、不思議とそれをすることで気分が良くなるのだ。

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■ 良いことをしている当人がいちばん不幸なのは何故?
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ところが、いつからだろう、その気分のよさがなくなっていた。
習慣的にすることで、いつしかその行為が自分の義務にかわっていた。
ちょうど、スタッフとの関係もあまりよくなかった時期だ。

一人事務所に残って遅くまで仕事、
帰りにイスを正し、ネジを締めるという行為は同じにもかかわらず
わたしの機嫌はすこぶる悪い。
ネジを締めるという行動はかわらないのだが、心はまったく荒れている。
「いつまでこんなことやってるんだ、あたしは・・」

しばらくほっておくことにした。
でも気になって、帰りがけにみてみると、
やっぱりネジがゆるんで、もうすこしでとれそうになっている。
「いいかげん、自分らで気づけよ!」
「自分の身の回りのことくらい自分で責任もってほしいわ」
そういいながら、怒りながらネジを締め、事務所を整理整頓して帰るのだ。

とうとうある日、ネジがゆるんで取れてしまい、
スタッフの一人がしりもちをついた。

「ほれみろ」
そう思った瞬間、はたとそんな自分がえらく恐ろしく見えた。
「あたしは、スタッフが危ない目にあったことを喜んでいる。。。。」

かなり不幸な構図だ。
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■ 行動ではなく心の持ち方
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今ならそれが何故だか分かる。
セミナーでいえば、2章の自己裏切りのパターンの「中級」部分、
自己裏切りが「行動」ではなく「心の持ち方」ということ。
たとえ思ったとおりの行動をとったとしても、
心の深いところにある「良心」を裏切ってしまっているのだ。

しかも、ちゃんと行動はしているだけに、たちが悪い。
「自分はちゃんとやっている」という最高の正当化が手に入るからだ。

でも、心はまったくおだやかにはならない。
「すこしでも気分のよい環境で働いてもらいたい」
という当初の想いはどっかに吹っ飛んでいっている。
そして、その代わりに居座っている「自分はよき上司」
この心の持ち方では、以前味わっていた良い気分からどんどん離れていく。

こんな経験ありませんか?

って、いいかげん、イスを変えるか、とれない工夫をするかすればすむだろう
といわれるかもしれませんね。
でもわたしには、この、アナログなメンテナンス行為が
今は、心を洗う良い機会のひとつとなっている。

よく、「掃除は心が磨かれる」などといわれるが、
箱の中で掃除をやっても、なにも良いことはおこらない。ですよね?

「箱の外での行動、そこに強い意味がある。」
本当にそのとおりだなと思います。

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■ 編集後記
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またまた・・なかいです。

先日、子供(小学生)が
「ママはなんていわれると一番うれしい?」
って聞かれました。

と、、唐突に・・・
えーと、うーんと
「応援しているよ。とか・・・」
というと
「ふーん、かわってるねー」
あはは。ちと考えすぎか。

「じゃ、あんたはなによ?」
というと
「すき、っていわれたらうれしい」

んん?なにか今日あったのか?←考えすぎ・・

でも、相手はなんていわれたらうれしいのかなんて考えてると
けっこうそれだけで楽しくなれますよね♪