The Arbinger Institute

We Change Mindset

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 229】2013/9/20

みなさん。こんにちは。
橋口りょうです。

先日とある人のセミナーの打ち上げに参加しました。
そのときの1コマです・・・。

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■   箱の存在    :  橋口遼(はしぐちりょう)
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「やっぱり、従業員目線と経営者目線で違うよね」
「そうそう。今日のセミナーは従業員目線だったね」
「はっきり言って、今日の内容とかそんなことはわかってんだよ」
「そうだよね。やっぱり経営者は従業員に同じ賃金で、2倍働いてほしいとおもってるんだから」
「俺ら箱はいってないよね~」
「これはウチの従業員に受けさせたいよ」

お酒を飲みながら、ほどほどにニコニコと話を聞いていたが、
我慢できなくなった。

「その同じ賃金で倍働けっていう考え方はあなたにとって、従業員をモノとしてみてるんじゃないですか?」

はい。やっちゃいました。非難。僕が持ってる経営者箱。

「えっ?!そうなのかな?」
発言した人が首をかしげる。

「そうでしょう。箱入ってないとか、経営者だから従業員とは違う。
このセミナーは従業員に受けさせるべきだって言ってるうちは、
箱に入ってんじゃないですか?」

「いや、別にそんなことないよ。てか、あんたなんなんだよ」

そりゃそうだ。今日は俺がセミナーしたわけでもないし、
打ち上げから参加しただけなのに、
初対面の人につい噛みついてしまった・・・・。

「いや、だから、あなたのさっきの発言は・・・・」
口が止まらない。

もちろん相手も止まらない。

だんだんとヒートアップしてきた。

しまいには言葉の揚げ足取り大会。
何の目的に話をしていたのかさえ、忘れていた。

そんなときに相手から一言

「箱のファシリテーターのあんたが箱に入って、俺を攻めたりしたら
ダメでしょ!」

「ふざけんじゃねーよ。だから、勉強してんだよ。馬鹿なのか、あんた」

って言いたかった・・・。
けど、言えなかった。

だって仰るとおりだもん。
俺ファシリテーターなのに、なにやってんだってこの時気づきました。
いや、うすうすはちゃんと気づいてたんだけど、
見て見ぬふりをしてたんで・・・。

やべ、俺箱入ってた。

そう気づいてからは早かった。

「そうですね。先輩すいませんでした。
僕が箱入ってあなたを非難しました。」

と素直に頭を下げられた。

頭を下げた瞬間解放された。
争うことをやめた途端、スッキリする。

頭を下げ続けながら、思い出していた。

・・そういえば、箱知る前はこんなことできなかったな。

そうなんです。箱を知ってからというもの、
未熟者の僕は箱に入らなくなったのではなく、
箱に気づいてからの行動がとても早くなったんです。

今までは本当にイライラしてました。
非難に対しては全力で応戦。

ことが収まっても、2-3日はイライラしっぱなし。

それがあたり前。

でも、それがなくなった。

つまり、箱の外での時間が圧倒的に増えたんです。

箱に入らなくなることはない。
僕にはそれは無理。だって、言いたいこと言いたいし、
間違ってると思ったら、間違ってるって言いたいもん。

でも、必要以上に強く言う必要はないし、相手を非難する必要もない。

ただ自分が箱入ってるだけ。
このときのおかげでそれも思い出しました。

このあと、その先輩とは朝まで飲んで和解してもらいました。

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■ 編集後記
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よくよく考えるとセミナーの参加者の人に本当に失礼なことをしました。

すいません。箱のファシリテーターなんですけど、
ただの人なんです。

むしろ、箱に入りやすいんでファシリテーターやってるんです。

僕自身、講師箱とかファシリ箱とかに入らないように、心得ます。