The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.49】2010/3/12

こんにちは!アービンジャー・ジャパンの田染です。
皆様、いかがお過ごしですか?

本日のメルマガ当番は、私、田染です。
最近あった箱話を告白します。
少し長くなってしまいました。
笑い飛ばして頂けると幸いです。

それでは、早速始めます!

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■  株式会社ココシスさくらフォレスト事業部 田染美穂子 : 田染美穂子
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‘5年で卒業’。
私の会社には、そんな風変わりな制度がある。
私は5年前の4月1日に入社した。
つまり、今月末にめでたく卒業を迎える。

それに伴なって、
去年の秋頃に同期入社の修君と何人かで、
企画のチームを法人化させようと計画していた。

正確に言えば、私はその計画に‘便乗した’と告白する。

修君とは入社してから2年間、
同じクライアントの企画を担当していた。
彼は何があっても他の人を責めることなく、
自分に出来る事を見つけて献身的に仲間を支えていた。
皆から愛されている、私の最も大切な仲間だ。

法人化を決めた時彼は、
「たくさんは望まないけど、皆から祝福されるカタチで出て行きたい。」
とだけ言った。
‘私がメンバーにいる限り、それは無理なことだなぁ。’、と胸が痛かった。

私は会社のトップである会長に、箱に入っていた。
横柄な態度で、話もしなかった。

当初は何の問題もなく、スムーズに事が運ぶと思っていたが、
やはりそうは行かない。
法人化を思い立ってから3ヶ月が過ぎる頃、
‘こんなに物事がうまく進まないのは、私がいるからだ。’と思った。
迷惑を掛けているとわかったが、
私は自分と向き合わなかった。

3月3日の夜、経営陣の一人と話を終えた彼とお茶に行った。
彼は少し遠慮しながら、
「‘しぶさんには、やり残したことが有るからね‥’って言われましたよ。」
と伝えてくれた。
たくさんの感情が込み上げてきた。
怒り・悲しみ・無力感・何も知らないくせに!・自分はどうなの?・・・・。
しかし、受け入れ難かったそのことは、
まさに私の人生における課題だった。

「やり残したことがある。」。
その一言で、私は彼が何を聞いてきたか、
全てわかってしまった。

何かを判断する時、
私は全て自分の好き・嫌いの感情だけでそれを行った。
チームのためになっても、それが誰かの役に立つとわかっていても、
自分がイヤならやらなかった。
2年前に彼と一緒にやっていた企画を離れたのは、
そのクライアントさんとうまく関係性が作れなかったから。
次に出会ったクライアントさんとも、
やはり思うような信頼関係は作れていない。
そして会社のトップには箱に入ったまま。
私は自分に都合が悪くなった環境から逃げ出すために、
彼の起業に便乗していた。

心臓なのか胃なのか、どこかわからないけど、
どこかが痛かった。

そんな告白をしてうなだれている私に、
彼は「やっぱりしぶさんでよかったです。思った通りのしぶさんでした。
受け止めて下さると思ってました。
自分と昌平が愛情もらいすぎているから、他に回ってないんじゃないですか?」
と言ってくれた。
5年間、自分ができることもできないことも、
誰かの為にと精一杯やってきたのに、
彼が起業するとなれば、
誰もが応援し手を差し伸べたであろうに、
彼がワクワクして目を輝かせながら望んだ起業だったのに、
私のせいで叶わないものになっていた。

これまでもそうだったが、
やっぱり彼は一言も私を責めなかった。

箱から出ること。
私ができることはそれしかなかった。

3月4日、毎朝行われている朝礼の中で、
私は彼にしたのと同じ告白をした。
涙が止まらない。
会長には何を詫びていいのかわからなかった。
何を伝えたいのかもわからなかった。
ただ頭を下げた。
(http://www.cocosys.co.jp/blog/?m=20100304)

私に関わってくれる全ての人に感謝します。
何度詫びても同じ事を繰り返して、それでも何度でも許してくれる会長に感謝します。
何があっても信じてくれる修君に感謝します。
みんなのおかげで自分が孤独ではないと実感できます。
他のメンバーは5年間でたくさんのことを積み上げてきましたが、
私はやっと「0」に到達しました。
でも意識していないと、またマイナス成長しそうです。
たくさんの人に支えてもらいながら、
できることなら誰かの支えにもなりながら、
これからひとつひとつを積み上げて行きます。

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■ 編集後記
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先日、「365日箱物語」の読者である、
花田様がお便りを下さいました。
メールで会話させて頂いたのですが、
語られたお話の正直さに圧倒されました。
誤魔化しもせず、飾りもせずに当時の様子を表現されました。

いやー、箱から出ている人は力強いですね。
たくさんの勇気を頂きました!ありがとうございます!!

ではでは、また来週!
ステキな週末をお過ごし下さい。