The Arbinger Institute

We Change Mindset

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.88】2010/12/31

こんにちは。アービンジャー・ジャパンの田染です。
大みそかの午後、いかがお過ごしですか?!

会社も休みであろう今日に、
どれくらいの方がこのメルマガを見て下さっているのでしょう??
皆さま、今年はどんな一年でしたでしょうか。
来年はどんな一年にしたいですか?

今年一年の出来事を回想しながら、
今年最後の投稿、早速始めたいと思います。
2010年最後の当番は、わたくし田染です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 感じるチカラ : 田染美穂子
─────────────────────────────────
「人間は、相手が自分のことをどう思っているか、感じることができる。
偽善だって嗅ぎつける。
見せかけの親切の下に隠れている非難を感じることができる。」

久しぶりに‘自分の小さな箱から脱出する方法’を読み返していて、
こんな文章がチクッときた。

思い出したことがある。

中学二年生になったばかりの頃。
出席番号が私の前の女の子。
いつの間にか学校にこなくなっていた。
どうしたのかな?と周りの友達に聞くと、一年生のころから、
小学生のころからいじめられていたらしい。

ある日の帰りのホームルームで担任の先生が、
「グループの人たちで様子を見てきたら?」と言われ、
同じグループの3~4人と興味本位の2~3人が加わって、
その子の家にお見舞いに行くことになった。

細く入り組んだ路地を何度も曲がって、
その子の家にたどり着いた。

玄関の引き戸のガラスは割れていて、寒々しい感じがした。
ブザーを鳴らしたが留守のようで誰も出てこなかった。
「居留守じゃないの?」と一人が言いだし、
大声で名前を何度か呼んだ。

やっぱり返事はなかった。

しばらく玄関の前をうろうろしていると、
その子が帰ってきた。

私たちの姿を見たその顔は見る見るうちに、
「何しに来たの?」という表情へ変わった。
私たちは「何で学校こんと?(こないの?)」とか、
いくつか言葉をかけたが、
彼女は終始不機嫌な態度でお礼も言わずに家に入って行った。

帰り道、私たちは彼女の態度に不満でいっぱいだった。
「何?あの態度。」
「せっかく心配して来てやったのに。」
「お礼もちゃんと言えんの?」

そんなことを口にしながら帰ってきたのを今でも覚えている。

‘自分の小さな箱から脱出する方法’の一節は、
私にそんな記憶を呼び覚ました。

今考えるとその状況がよく理解できる。
彼女がそんな態度を取らなければならなかった理由も。
‘クラスメイトを心配してお見舞いに行った私たち。’行動は確かにそうだった。
しかし、心の中は違っていた。
‘なんで行かないかんとかいな。(どうして行かなければならないのか?)’
‘面倒くさーい。’、‘どんな家に住んでいるか興味があるから。’
私たちが彼女の家を訪れたのはそんな理由だった。

私たちは彼女のことを心配なんてしていなかった。
彼女はそんな私たちの心の中を感じ取ったのだ。

今思い出してもゾクッとする。
‘箱’を知らなかったら気付けなかった。
この本を読む度に新たな懺悔の必要性を感じる。
自分にまだまだ悔い改めなければいけない、
たくさんの課題が残されていると実感する。

そしてもう今年はこの本は読まないことにしよう・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記
─────────────────────────────────────
一年、あっという間でしたねぇ。
毎年一年終わると「早かったなぁ」と感じます。
今年は本当に色んな事があった一年でしたが、
‘箱’を知っていたおかげで、随分よくない感情を回避することができたと思います。
その分だけ幸せが多かったということですね。

アービンジャーとそれに関わる全ての方々に感謝しながら、
今年を締めくくりたいと思います。
ありがとうございました。

そして皆様、よいお年を!!