The Arbinger Institute

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□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.95】2011/02/18

こんにちは。アービンジャー・ジャパンの伊藤彰記です。

今日、2月18日は、私の妹の誕生日です。

彼女が今の旦那さんのところへ嫁いでから、早数年が経ち、今では3児の母親。

私は4人兄弟の2番目で長男。

子供の頃、妹とは、兄弟の中で一番歳が近かったこともあり、いつも一緒にいました。

今は、お互い、それぞれに生活する環境も変わり、歩んでいる道も違う。

中々、ゆっくりと話をする時間が取れないのですが、それでも、たまに会って、
昔を振り返りながら思い出話に花を咲かせる時間は楽しいものです。

おめでとう、生まれてくれてありがとう、今まで生きていてくれてありがとう、いつも
いろいろとありがとう、あなたがいてくれて感謝します。

誕生日は感謝の日。

それでは、今週は「感謝」をテーマに私、伊藤が担当します。

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■感謝! : 伊藤彰記
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先日、私が社長になってから、顧問という立場で非常勤役員をしてくれていた、
古株のご意見番が、ついにその長い歴史に幕を閉じて勇退された。

彼は、私の父親である会長と二人三脚でずっと会社を支えてくれた功労者。

私が物心ついた頃には、すでに彼の存在がそばにあった。

彼がいなかったら、今の我が社はない。

本当にそう思う。

と同時に、私が役員になってからは、彼さえいなければ・・・ と考えたことが
幾度あったことか。

私が自社の組織風土改革を行うに至ったそもそもの元凶は、彼のマネジメントに
あり、ひどい状態は、彼さえいなければもっと早く改善される、本気でそう思った。

敵は会社の外だけじゃなく、内側にいる敵こそが組織を腐らせる。

私が行う改革に、社員の抵抗だけならまだしも、彼も必死で抵抗してくれた。

社員や取引先の業者、お客様、あらゆるところで、私の行っていることを批判
してくれた。

「箱」的に言えば、「共謀」ってやつだ。

彼は、「共謀」を求めて仲間を探しまくった。

だから、彼があんなこと言ってたよとか、こんなことも言ってたよというように、
実際に第三者からその時の様子を聞くたびに、私はいつも悲しくなった。

本気でブッ飛ばしてやろうと思ったことも数知れず。

しかし、その度に、懸命に彼に感謝できることを探し、荒ぶる自分を言い聞かせて
もきた。

箱を知ってからは、成果と他者目線と目的に自分の意識を集中することができた。

彼だって、会社の成果のためにずっと寝る間も惜しんで尽力してくれたんだし、
少しだけアプローチが違ったけど、社員の幸せを望まない経営者なんて、
突き詰めて考えればいないだろう。

時代背景、外的環境、様々なことを考え、それで良かったのだと思い至る。

それに、どうせ理解されないだろうと、私から決めつけ、「箱」に入って私自身が
彼に「共謀」を仕掛けてきたきらいがある。

考えればどんどん出てくる・・・。

私は役員になる前の年から、頑張って仲良くなろうと、彼の自宅へ毎年正月参りを
始めた。

そして、自分の「箱」に本気で気付き懺悔した昨年の正月、彼は、親父だけじゃなく、
私とも、もっと若くに知りあって一緒に会社を盛り上げてみたかったと言ってくれた。

私の下で働いてみたかったと言ってくれたのだ。

私は彼の前で泣いた。

今後、彼を失ってはじめて分ることが、必ず山のように出てくるだろう。

それらを噛み締めて、感謝の気持ちを忘れずに、これからの我が社の活躍で、
彼に恩返しをしていきたいと思う。

最後の日、そんな彼への想いを、朝礼で、社員みんなで浴びせかけた。

感謝のシャワーだ。

終わりは新しいことの始まり。

我が社の新たな歴史の始まる1ページ目となったそんな朝だった。

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■ 編集後記
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「感謝」することは、「箱」の外に出ること、居続けることとの関係性がとっても深い
と思います。

自己中心的でいては、他者に対してベクトルが向きませんので、他人のことなど
考えている余裕がありません。

ましてや、思いやることなんて、さらさらできません。

ということは、「箱」の中ですね。

感謝と思いやりは「箱」の話ではキーワードです。

組織においては、「箱」の概念が定着すると、成果を出し続けることのできる集団に
変化して行きます。

遅まきながら、そんなメルマガも始めてみましたので、ご興味のある方は見て
下さいね。

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