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伊藤彰記

伊藤彰記
(いとうあきのり) Akinori Ito

株式会社ホウキン
代表取締役

〒440-0095 愛知県豊橋市清須町字高見32
URL:http://www.houkin.com/

私と‘箱’との出会い

変わらない・・・ もどかしい・・・

私は愛知県豊橋市で60年以上続く地元ではいわゆる老舗の鋼材問屋を経営し、現在、代表を務めています。
数年前に役員になったときに、≪良い会社≫をつくろうとギラギラとして、志に燃えておりました。
しかし、そんな私に対して、社員の態度は冷やかなもので、しかもみんなの目は死んでいるようにしか見えない。
まさに魚の腐った目。

いたるところで不平や不満、愚痴や言い訳が横行し、みんなに働く目的は何?と問いかければ、生活のため、食べるために決まっているでしょ、それしかないじゃない、他に何があんの?というような答えしか返ってきませんでした。
ちくしょう・・・おまえら現状維持は衰退を招くんだぞ!そう問いかけてもその当時、利益をあげ続けているわが社の状況で、私の言うことなど馬の耳に念仏。

全く意味をなしませんでした。
社員の関心は古株の番頭の顔色と他人の給料袋の中身だけ。
営業と現場の部署間の言い争いは絶えないし、事務員の女の子は突然泣き出してしまうというような目を覆いたくなる現実がたたきつけられる始末。
しかも家に帰れば、嫁とも些細なことで口喧嘩。

悲劇のヒーロー

私は段々腹が立ってきました。どいつもこいつも一体どうなってんだ!
みんなの幸せのために良い会社を作ろうって言ってるんだぞ!何なんだ、おまえらは!
私は悲劇の主人公になっていました。こんな状況にしたのは今まで経営してきた奴らで、そもそも俺がこんな姿にしたんじゃない。

ふざけんな。
誰も好き好んでこの会社にいるこいつら社員を引き継いだわけじゃない。
それなのに一体何だ、この理不尽な状況は・・・。
全員首切って自分の気に入った人材を一から採用だ!
すべてをリセットして再スタートさせてやる・・・。

奇跡の出会い

そんな状況の中、一冊の本と出合いました。
その本を読み進めていくうちに、まるで鏡の中の自分をのぞいているような気持ちになりました。
どう考えてもそこに書いてあることが自分のこととしか思えなかったのです。
心が猛烈に痛くなりました。

しかし私は救われました。
そして私の生活は一変しました。
私は、特に事業承継や、その他経営に関わる組織の問題において、私と同じように想い悩む経営者さんをはじめ、人と人との関わりで、≪改善したい関係性≫をずっと持ち続けてしまっている人たちに、この『箱』の話を伝えたい。
今、心からそう感じています。