企業風土を改革した上で、製品多様化を推進

組織名

スペリアーウォーター&エア社

業界

機器の取り付け及びカスタマーサービス

13万世帯を超える顧客を持つ、スペリアーウォーター&エア社は独立系かつファミリー企業として、業容を拡大し、浄水器、配管、断熱材、空調などの機器の販売・取付を行っています。
アービンジャーは、当社がどのように周囲の人々と関わり、どのように説明責任を持ち、どのようにお客様のことを考えているか、全てを確認していました。多くの人は、当社が達成したものを不可能だと決めつけるかもしれません。しかし、我々もアービンジャーの手助けがあるまでは、半信半疑だったのです。

ロブ・アンダーソン
スペリアーウォーター&エア社 CEO

挑戦

スペリアーウォーター&エア社(以下、スペリアー社)は、1956年設立の配管や住宅の断熱や空調システムを販売・設置・メンテナンスを行う会社です。ロブ・アンダーソンはスペリアー社に長年勤めるマネージャーで、同じく同社パートナーのマーク・コンボーンとともに2007年にスペリアー社の経営権を取得しました。ロブとマークが買収した際、スペリアー社は結束した雰囲気がありましたが、会社の規模は小さく、成長も止まっていました。新CEOとなったロブは、事業拡大を計画していましたが、顧客の少なさから行き詰まりを感じており、まずは社内の風土を変えることで、顧客の絶対数を増やしたいと考えていました。

ソリューション

そこで、ロブが見つけた会社がアービンジャーでした。アービンジャーのことを一通り調べると、彼はアービンジャーの外向きのマインドセットの考え方を、まずは自分自身の仕事に当てはめて考えました。そして、全従業員をアービンジャーのトレーニングに参加させるだけでなく、彼自身の仕事のやり方、コミュニケーション、ミーティングの方法を変えました。さらに、ロブはアービンジャーのファシリテータートレーニングを受け、従業員へアービンジャーの考え方を伝えました。

結果

様々な試みの結果、アービンジャーの考え方はスペリアー社の経営理念になり、社風そのものになりました。ロブは、「結果はとても早く、明らかだった。」と言います。社内では早くも、従業員同士が協力し合い、効率的に仕事をこなすようになりました。それぞれの社員が、自分の仕事が同僚や顧客に与える影響を意識した上で、仕事のやり方を再定義したのです。

仕事のやり方を一変させたことで、顧客のニーズや要求に対してより理解が深まり、顧客の期待を上回ることができるようになりました。ロブはこう話します。「お客様のことを考える方法が変わりました。結果として、お客様への対応が以前と全く異なるものになったのです。」この大きな変化によって、従業員は変化に対しての抵抗感がなくなり、イノベーティブなアイディアを共有することが増えました。それまで、スペリアー社は40年以上も同じ一つの製品を取り扱っていましたが、従業員のアイディアをもとに、5つの新製品の導入を決めました。

ロブはこう話します。「アービンジャーの助けなしでは、スペリアー社は同じコア製品に集中しており、停滞感のある状況を打開できていなかったでしょう。アービンジャーのおかげで、スペリアー社は毎年成長しています。経済環境はいいとは言えない中、事業規模は3倍になり、今までにないスピードで安定的に成長できています。」

今日、スペリアー社は13万を超える世帯へのサービスを提供しており、業界内において独立系のファミリー企業としては米国でも最大規模の会社に成長しています。