□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 153 】2012/3/30
こんにちは、アービンジャージャパンの
西田敬一です。
久しぶりに、強烈な箱に入りました。
嫁さんに対してなんですけど。
ちょっと長い文章ですなので、暇な時に読んでくださいね。
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■ 「こうして僕は、何も持たなくなりました」 : 西田敬一
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「畜生、あいつは一体、この俺をなんだと思ってるんだ!!!」
今朝、妻とささいな口論になったのです。
「もー、またお金使う話でしょ。私、知らないからね。」
「誰もお前なんかに頼ってねーよ!」
一本の電話が引き金で、我が家の朝は、最悪な事態となりました。
~数分前の電話~
「もしもし、西田ですけどーー!(妻の元気な声)」
「はい、こちら●●カードと申します。大変恐れ入りますが、
旦那様のお口座の残高不足のことでご連絡いたしました。。。」
「はっっ??(妻の元気ない声)」
そもそも、ことの始まりは、僕にあります。
もともと金銭面でルーズな僕は、お金の管理があまり得意でないのです。
給料は全て妻に預けていますが、妻からいただくお小遣い以上に
使ってしまうのです。
軽度の病気だと思っていただいても結構です。
カードやらなんやらで、知らないうちにお金が出ていってしまうのです。
むしろ、高価なものなど何も買っていないのに、ただお金が流れていくのです。
自分でも本当に呆れてしまいます。
そして、残高不足の僕の口座に、
妻が、怒りながらも資金補充してくれるのです。
そんなことが続いたので、結局、銀行通帳をすべて彼女に渡すことにしたのです。
(ちなみに、そんなことが10年も続いています)
カードの明細も、なにもかも全て、彼女が把握することになりました。
こうして僕は、お金を引き出すことも、よそのお姉ちゃんと
楽しいひと時を過ごすことも(空想レベルですが)、何もできなくなってしまったのです。
妻からすると、いろんな支払いも終えて、やっとクリーンになった
矢先での電話だったのです。
「そりゃ、奥さんが怒るに決まってるでしょ!」
「西田さん、本当に、最低な旦那さんですね。」
あなたも、こんな風に思うかもしれません。
正常な読み方をすれば、悪いのは僕です。
100%の確率で悪いのは僕なんです。
ところがですね、恐ろしいのが、「箱」の野郎なんです。
僕は、妻が怒ったことに対して、反応したんです。
箱風に言うと、「妻が僕の持ち歩く箱」を刺激したわけです。
それも、僕の一番大好きな箱である
「良い旦那のイメージ」をぶち壊しやがったのです!!
さー、この後、どうなったのか?
刺激してきたのは妻です。
だから僕は心の中でこう言いました。
「そりゃ、俺が悪いよ。でも、お前がいちいちそこを
刺激するから、俺は怒ってるんじゃないか!!」
ものすごく真っ当なことを言ってると思ってたのですが、
冷静に文章にしてみると、ちっとも理屈がわかりません。
なんたって、悪いのは僕の方ですから。
とにかく、僕は、悪い自分は放っておいて、
怒りの矛先を妻へと向けたわけです。
妻からも反撃が始まります。
妻はこういうシーンでは、必ず、無言のプレッシャーをかけてきます。
何か言ってくれれば、いいのですが、完全に無言です。。。重い。。
一瞬で部屋の空気が、冷やかーな、ピキーンとしたものになります。
妻は、なにも話してこないのですが、完全に半透明の「箱」にずっぽりと
入ってるようにしか見えません。
箱をかぶりながら、「はーー」っとため息をついています。
二人は、まさに、共謀状態です。
僕は、心の中で言いました。
「あのさ、お前、箱の本何回も読んでるんだろ?
だったら俺の箱を刺激するの止めてもらえない?」
「何回も言うけど、お前が刺激すから、俺は箱に入らざるを
えないんだって。」
ほとんど意味不明な心の声です。
悪いのは、100%僕の方なんです。
ところが、箱の野郎は、本当に奇麗な正当化を僕にくれます。
あまりにも立派な正当化なので、自分でも気づきにくいのです。
おかしな状態ですよね。本当に。
で、「どうやって箱から出られたのか」ですって?
その秘密は各地のセミナーにてお聞きくださいねーー!!
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■ 編集後記 西田敬一
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先ほどの箱の中に、数時間入ってました。
すると、仕事にいっても面白くないんです。
目の前のことに集中できないのです。
それどころか、悪い方向ばかりへと考えていってしまう。
可能性も全部否定して、一人ぼっちになった感覚になりました。
現実は、全然違うんですけどね(笑)
箱って恐ろしいですねーー!