□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 212 】2013/05/24
みなさん、こんにちはアービンジャー・ジャパンの西田敬一です。
昨日、40歳の誕生日を無事に迎えたはずなのですが、、、
誕生日の前日、22日にこのメルマガを書いてます。
「パパ、明日はサプライズがあるからね!!」
「パパには内緒で、ケーキつくるんだよ!!」
5歳の娘が、鼻息を荒くしながら、僕にサプライズ企画を披露
してくれました。
「おいおい、それってサプライズじゃねーだろ。」
と心の中で突っ込みながらも、彼女の気持ちを全面に
受け取って、すでに箱の外の状態です。
さて今日は、西やんこと、西田敬一が担当します。
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■ : 西田敬一 「 いや~~~~~、また俺なの???」
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アービンジャーでは、全国から集まる「ファシリテーターミーティング」
なるものが存在します。
半年に1度、開催される貴重な機会。
最近の自分の体験、特に、「箱に入った」「箱から出た」
こんな話に華が咲く。
まー、みんな、根っからの箱のオタクの集まりな訳です。
僕が参加することになってから早4年。
毎回、ミーティングで気づかされることが盛りだくさん。
先日もミーティングで、こんなことがありました。
最近箱のファシリテーターになった、たーちゃんと僕の話。
ミーティング中、たーちゃんの話だけが、なぜか受けいられない自分がいました。
話を聞いてるフリはしてるけど、自分の中では抵抗心が芽生えてきてる。
「いや~~~、そうじゃないじゃん。」
「たーちゃん、本音で話してないでしょ!」
「たーちゃん、俺の心には響かんぜ。」
不思議な感覚でした。
自分の心の中を意識すればするほど、
「俺がこう思うってことは、恐らく、たーちゃんが箱に入ってるってことだな。」
そうなると、いつ、どんなタイミングで、たーちゃんに気づきを与えようかと
思っている自分。
「僕は、たーちゃんよりも、箱のファシリテーターを長くやってる。」
「だから、恐らく、たーちゃんが気づかないことを、俺は感じることが出来るんだ。」
「彼女のためにも、僕のこの気持ちは伝えないと!」
結局、そのミーティングでは、彼女に伝えられなかったので、悶々とした気持ちが
残りました。
その後、ちょっと時間があったので、僕の師匠と居酒屋に
いったのです。
「いや~~、ボス、俺は今回のミーティングで、全然人の話が
聞けんかったんです。」
「へーー、そうね。」
「まー、そういうこともあるもんね。」
こんな会話をしてる、まさに、その最中に、なんと!!
たーちゃんが現れたの。
「いや~~~、西や~~~ん!!今回のミーティングも
本当に楽しかったね~~~!!」
一瞬考えてしまいました。
「いつ、この気持ちを彼女に言うべきか?」
で、西やん、いつやるの?
そりゃ~~~、「今でしょ!!」
僕は、勇気を振り絞って、真正面から、たーちゃんに伝えたわけです。
「う~~~ん、たーちゃん、今回のミーティングじゃー、俺は一番
たーちゃんの話が聞けんかった。。。。」
(よーーーーし、ナイス俺!! がんばって、俺は、たーちゃんに箱から出たぞ!!
だって、感じたことを素直に伝えたんだから!!
いや、何だかんだいって、やっぱり俺って超スゲーんじゃん。
今の俺は、自分を裏切ってる気持ちなんかこれっぽちもねーんだから!!
こりゃー、間違いないね、俺は自分の気持ちを裏切ってない。 以上、心の声より)
たーちゃんの顔を見ると、哀しそうな顔。
(たーちゃん、そうだ、その調子だ。 よ~~く、考えてみたらいいよ。
今の俺の一言に、ハッとしたんでしょう)
たーちゃんの顔を再度見ると、今度は、困惑した様子に見えた。
(たーちゃん、ようやく分かったようだね。そうだよ、それでいいんだ。
そうやって、人は、自分の箱に気づいて、そこからまた脱出するんだよ。
いいんだよ、たーちゃん。無理せんでもいいのよ。自分の気持ちに素直になってね)
たーちゃんが、更に困ってるように見えた、
そして、そこに、偶然にも、箱のファシリテーター仲間の、りょうちゃんが
飲み会に登場しました。
「りょうちゃん、今ね、たーちゃんに伝えたのよ!たーちゃんは、自分の気持ちを
裏切ってるんじゃないかって。」
次の瞬間、僕は、驚愕の事実を知ったのです。
「は~~~??西田さん、何言ってるんですか!!??」
「はっ?? それ、どういうこと??」
「いや、西田さん、たーさんは、いっつもこんな感じなんですよ。」
「たーさんは、どんな人の前でも、このままなんですよ(笑)」
「むしろ、たーさんの方が俺には自然なんですけど(爆笑)」
「えっ??? なにそれ????」
「だから、たーさんはいつもこうなんですって!!(大爆笑)」
「うん??? つまり????」
「つまり、西田さん、どういうことですか?」
「ほほ~~~ん、つまり、箱でいうところの、俺が箱に入ってるってことね。」
「ほほ~~ん。って言う~~~か、なに~~~~~~~!また俺なの。。」
こうして、僕のマーク(箱の外の人)と出会って、
一瞬にして箱から出されたわけでした。
箱セミナーでいう、ジョンは僕で、エミーがたーちゃん、マークがりょうちゃん。
なぜか、箱セミナーの第5章でやってる「箱から出る話」をリアルに
感じてしまった僕ちゃんでした。。
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■ 編集後記
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いや~~~、本当にヒドいですね、僕は。
その後、一瞬にして、たーちゃんに対する箱から出てしまいました。
見え方が一瞬にして変わったのです。
そっか、俺なのね。。
残念な気持ちや、あー、また俺やってるなーって気持ちが
あったんですけど、なんか、ひじょーに気持ちの良い瞬間でもありました。
その後、僕は、セミナー通り、感じたことを実践しよと思えて。
たーちゃんに、お詫びの電話をいれましたとさ。
たーちゃん、ごめんね。
でも、あれから、更にたーちゃんとの距離が縮まった感じがするのが不思議。
箱に入ったり、出たりしながら、お互いの信頼関係を深めていくことが
できるんですね。