□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 254 】2014/4/4
みなさん、こんにちはアービンジャー・ジャパン、
「箱」の真ちゃんこと佐藤真一です。
春ですね!
新年度ですね。
職場も新入社員が加わって賑わっているのではないでしょうか。
私も二十数年前、慣れないスーツで緊張しながら入社式を終え、
具体的な配属先が決まり、期待と不安が入り混じっていたことを思い出します。
とはいえ、初日から飲みに行っていたかなぁ???(笑)
さて今日は、「箱」の真ちゃんこと佐藤真一が担当します。
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■ 相手の背景に思いをよせる作戦!? : 佐藤 真一
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先日、箱セミナーを受講された管理職のTさんからメールをいただきました。
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今日、海外からの新しい技術者を会社に呼ぶため、
入国管理局に提出していた書類審査がなんとNG判定となりました。
「えーっ、NGってどういうことだっ!」
急遽、入国管理局に行き、
審査部門の担当者に真偽のほどを確認することに。
そりゃあもう、NG判定にめちゃくちゃ憤っていたのですが、
ここで箱セミナーで学んだ
「相手の背景に思いをよせる」
作戦を思い出しました。
そして、入管の審査官の背景に思いをよせてみました。
・年度末で忙しい
・外国人の犯罪が多く、そのたびに入管の審査官も責められる、
だから、簡単にOK判定できない
・NG判定だした人から、クレームにこられたら面倒
こんな感じです。
そこで次に、以下のように考えました。
・審査していただいて、有り難うございました
・今回の審査NGは、100%私の書類不備が原因です
あの書類では、審査NGとなっても無理はないです
・今回のNG理由は、私なりに理解しております
・私の書類が説明不足であり、
NG理由の部分がうまく書類に表せておりません
再度説明書類を追加して、 再申請してもよろしいでしょうか
手帳に上記をメモして、相手の目をみて……
審査官と面談してみました。
そうしたら……いい感じで話しを聞いてもらえたんです。
そして、以下のような話をしていただけました。
「我々審査官は、技術内容が分かるわけではないので、
審査は難しいのですよ。
最近、外国人技術者が問題のあるケースが多いもので……。
今日お話を伺ったら、状況がよくわかりました。
申し訳ないのですが、再度申請書を提出してもらえますでしょうか」
そんなわけで、明日、再申請書類を持って入管に向かいます。
箱セミナーで学んだ、
「相手の背景に思いをよせる」
ということは、結構、役に立っております。
ありがとうございます。
まだまだ、瞬発力はないので、突発事象には対応できず、
いろんな「箱」が登場しますけど……。(笑)
真ちゃんに、箱セミナーで学んだことへの感謝を伝えたかったので、
だらだら書いてしまいました。
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いかがでしょうか?
Tさんが書いてくれた
「相手の背景に思いをよせる作戦」
これは、人を人として見る、そうすると目の前のことだけに囚われずに、
その人の背景や経緯、望みや恐れにも思いが馳せられる、ということ。
立場が違うだけで、同じ人間なんだっていうこと。
それを見事に実践していただけたようです。
けっして相手が悪くないということではありません。
でも、どうしてもね、「箱」に入ると
相手の悪いところばかりが目に付きますから。
そして本来の目的を見失ってしまったりするんです。
あとで冷静になってみると
「あれ、そもそもオレは何をしたかったんだっけ???
怒りをぶちまけたかったんだっけ、
それとも入国審査を通したかったんだっけ?」
とね。
相手の背景に思いをよせる、大切なことですね。
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■ 編集後記
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桜の季節、満開になったかと思ったら、すぐ散り始める、
はかないものですね。
でもその潔さがまた心にしみたりもします。
私の住んでいる千葉はあったかいイメージがあると思うのですが、
我が家は内陸なので都内よりも少々気温が低め。
なので、ちょうどこの週末あたりが満開で見頃かなぁと。
いつもの近所の公園に桜を愛でに行こうと思ってます。
北国はまだまだこれからですよね。
では、素敵な週末を!