□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 274 】2014/8/29
こんにちは。
橋口です。
博多は雨続きの毎日で、あっという間に夏の終わりを感じさせるくらい
涼しい日々です。
しかしながら、この雨の影響で、洪水被害が出ていますね。
亡くなられた方々、ご遺族の方々に、この場をお借りしてお悔やみ申し上げます。
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■ 半分あいた状態 : 橋口 遼(はしぐちりょう)
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「いや~、二日目のグリップの話は本当よかったよ」
先日、箱セミナーを受けたある印刷会社の社長とお茶をしているときに出た言葉。
「そうですか?具体的にどういうことですか?」
「いや、働くとは?のところ」
「あ~、あそこですね」
「そうそう。ばんやりと頭にはあるけど、あんな風にまとめられると
本当いいよね。
‘いい結果を出すこと’と
‘周りの人が自分以上によい結果を出すこと’
これをスタッフと共有できたことは、本当よかった」
「そうなんですね。それはよかったです。それで、具体的にどうなりました?」
そう言うと、身を乗り出して社長は話し始めた。
「事務のKちゃんがね。いつもなら自分の仕事以外関係ないって感じで、
仕事してたんだよ。自分の役割だけ。
もちろん、それはそれでいいんだ。ミスはないし、仕事も早い。
けど、周りとはあまりうまく行っていなかったんだけど、
あのセミナー以来、周りの人の手伝いをするようになってね。
最初は遠慮がちに話しかけてたんだけど、
今では自分から『私の終わったので、なにか手伝いましょうか?』
って言ってる」
「なるほど!それはすごいですね!」
「うん!本当よかったよ。
それに、僕自身にとってもよかった」
「社長もですか?」
「うん。一日目のさぁ、箱に気づいたら半分空いた状態に
なるっていってたじゃん?
あれは僕にとって衝撃だったよ!
そうなんだ~!
って。あれから意識すると、本当に箱から出やすくてね。
『あれ?いま箱はいってるのかな?僕。って』
考えるだけで、だいぶ楽になった。
いままでは相手のせいにして、責めてばかりで結果自分が苦しかったんだけど、
いまは本当に楽だね。楽になったよ」
社長は変わらない笑顔でニコニコと笑った。
その笑顔を見て、僕も思わず嬉しくなりました。
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■ 編集後記
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冒頭にも書きましたが、改めて今回の水害にあった方々、
ご遺族の方々にお悔やみ申し上げます。