Arbinger Blog

2015/05/01

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 309 】2015/5/1

みなさま、こんにちは
橋口です。

GWはどのようにお過ごしになられましたか?

ボクは奥さんの実家に帰って、のんびりできました。
田舎っていいですよねー。

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■ 不適切な人をバスから降ろす        :  橋口 遼
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以前、アービンジャーのアメリカ本部に行った時のこと。
アービンジャー・インターナショナルのCEO、ジム・フェローが好きな本は
「GOOD TO GREAT」
(http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0058DRUV6/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B0058DRUV6&linkCode=as2&tag=arbinger01-22)ということを聞いた。

の本に基づいて、組織運営と組織設計を行っているとも言っていた。手許にとって見せてくれたその本は、たくさんの付箋と書き込みがされ、いわばボロボロの状態だった。

興味をもったボクは、日本に戻って早速同じ本を注文した。
日本語訳されているその本は邦題を「ビジョナリー・カンパニー2-飛躍の法則-」
(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4822242633/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4822242633&linkCode=as2&tag=arbinger01-22)
という。

冒頭から

「良好は偉大の敵である」と始まるその文章は、冒頭にとても興味深い言葉を残す。
以下、引用。
「まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている」

ボクはこの、「不適切な人をバスから降ろし~」という文章に強烈な違和感を覚えた。

このときが2年前。

最近、このフレーズを思い出す機会があった。

いつからか、心の声が聞こえていたのかもしれない。内なる声が。

(・・・このままだとまずいよ)
(・・・お別れすることになるよ。しかも、仲違いで)
(・・・誰かが止めないと、声かけないと)

その時は聞こえていたけど、無視していたんだと思う。

自分が箱の外にいるときは、
「大丈夫。うちはそんなことにはならない」
反対に、その人に対してイライラして箱に入っているときは
「グチグチ言うなら、やめればいいのに・・・。」
こんなことを考えていた。

しかし、今は思う。どっちの時も箱に入っていたんだと。
結局、矢印を相手に向かず自分に向けていた。

箱の外と思っていたときも、結局箱の中。
(うちの風土なら大丈夫だろう)という思い込み、体裁で自分が感じたことをすることはなかった。

そんなんで、箱に入っているから、取締役会で決定が下るときに、声をかけられなかった。
止めることをしなかった。

ただただ、決定を見守った。
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■ 編集後記
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「いつから俺は自分を裏切っていたのだろう?」

「なんで、声をかけれなかったんだろう?」

ただその自問自答を繰り返しています。

次回は、西田敬一さんです。