□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 338 】2015/12/5
こんにちは。西田敬一です。
今日はホームの名古屋から東京へ。
月に一度の東京出張。
10月に箱セミナーを受けて下さった企業さまに訪問。
社長と女子社員とのやりとりに思わず笑った。
今週は、西田敬一です。
どうぞ、よろしくお願い致します。
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■ 「ムフフ。社長、箱に入ってましたよね」: 西田敬一
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人間は主観的な動物なので、必ず「盲点」があります。
でも、自分で気付いてなくても、他人にはハッキリと
見えたりするもの。
そこに気付くために、他者と存在しているのでしょう。
それは、その社長と女子社員がお客様を訪問した時の
ことだそうです。
「御社の課題点はこれなんで、うちのサービスを使いながら
こんな感じで解決していきましょう。」
「具体的には、こうしてああして。」
社長は、採用担当者の実務を軽減するという、ニッチな分野に的をしぼったシステム系ベンチャー企業の創業者だけあって、非常に頭が切れます。
最初は、相手の担当者に合わせ、ゆっくり話をしていた社長ですが、自分で使用方法を説明していると、しだいに自分のリズムになっていったそうです。
世の中の多くの社長がそうであるように、
その社長も、話しているうちに、新しいアイデアがガンガン湧いてホワイトボードに自分の構想を殴り書き。
説明スピードは時速200Km。
たたみかけるような説明の後、社長は得意げに、
「で、お分かりいただけました?」
「えっと、、、、」
狼狽する先方の担当者。
「あちゃー、社長、完全にマイワールドに入った・・・」
すでにドキドキしている同席の女子社員。
さらに、そこで社長が追い打ちをかける。
「御社の課題は、こうでああで。
うちの商品をこういう風につかっていくだけで!!!」
時速300Kmオーバーの迫力。
「・・・・っと。 お分かりいただけましたか???」
口調は丁寧だが、社長からは怪しげなオーラ。
「社長ったら、オレってすげー頭いいだろって、完全なドヤ顔」
緊迫する空気に、ハラハラする女子社員。
すると、
「・・・・すみません。私、、頭悪いもんですから、、、」
うつむいて、頬が赤くなる担当者。
帰り道。
「社長、さっき、完全に箱に入ってましたよね。」
「えーー!!うそーー!!オレが!?・・・」
「そーですよ。社長、完全なドヤ顔でしたもん。オレって頭いいだろって感じで。」
「ちなみに、担当者の人が困ってたのって分かりました?」
「うっ、うっーーん。」
「あれって、優越の箱って言うんですよ!」
「がーーん。。。。」
その後、女子社員に諭された社長は、自分では気付きにくいので
そのモードに入ってたら、「アイコンタクト」を出してくれとお願いしたそうです。
それからは、その社長は、女子社員のアイコンタクトですぐに「ドヤ顔モード」に気付くようになったそうです。
やっぱり社内の共通言語と共通認識って
大事ですね。
それにしても、素晴らしいチームワークです。
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■ 編集後記
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僕も何度も「顔」を指摘されたことがあります。
「ニヤニヤ顔」。
上から目線で来る相手の弱点を見つけた時、
今から、その弱点を逆手にとって、
「トコトン追いつめたるで!」
と、そんな時に、顔がニヤニヤしてるらしいです。
ニヤニヤしてたら、一言声をかけてください。
あっ、、
そういえば、毎日、ニヤニヤしてました(笑)