□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 448 】 2018/2/17
まだまだ 寒さ厳しき季節ですが
熱海では早咲きの桜が満開です
もうすぐ春
心がなんだかウキウキしますね
別れと出会い
新しいスタート
毎日を楽しんでいければと思っています
神奈川から円城寺がお届けします
円城寺興志の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓
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■「無知を知る」 : 円城寺興志
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先日出張で飛行機を利用しました
以前になんとなく聞いた落語が面白くって
最近ではもっぱら 落語です
今回の演目は
「道灌」
おおっ 私円城寺は神奈川県伊勢原市に住んで30年
道灌とは太田道灌のこと
江戸城建築し居城 道灌は軍事に通じ 特に農兵を組織的に動かすこと (足軽軍法) にすぐれていた。
また文学を好み,和歌にも長じていた おおこれは楽しみ 落語の中では 太田道灌と村娘のやり取りが展開される
狩の途中 村雨に降られた道灌が 村娘に「蓑」を借りようとするが
村娘は山吹の花をお盆に載せてそっと差し出す
道灌は怒って帰るが 近臣から 山吹には 「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだに無きぞ悲しき」 このような歌があります
村娘は お貸ししようにも蓑もなき 貧しさを山吹に例えたのではないでしょうかと聞く 道灌は己の不明を恥じて 以後歌道に精進したといいます
素敵な話ですよね
伊勢原には和菓子屋さんがあり
その御菓子の紙袋には この道灌と村娘の様子が描かれています
人は自分が正しいと思い始めると 人の話も聞けず
自分の正論を展開し 時には人を非難し責める
「我慢」とは何かを耐えることではなく 己の我に慢心する事と知りました
慢心すると自分の我が出る 我が出ると 自分しか見えなくなる
今日は箱の話ではありませんでしたが 自分のゆかりの土地の話で
自分を見直す いい時間でした 落語 「道灌」
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■ 編集後記
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なんだか 和菓子が食べたくなった
道灌と村娘を描いた紙袋を見たい
お饅頭買いにいきます
満腹になっても 慢心はしないように
日々精進だな
今日もいい日だ!
神奈川の円城寺がお届けしました
次回は千葉のしんちゃんです