□アービンジャー「箱」ＮＥＷＳ【Vol.　469　】 2018/7/13

こんにちはアービンジャー・ジャパン、
「箱」の真ちゃんこと佐藤真一です。

全国的に梅雨明けして、
暑い日々が続いていますが、
体調など崩されていませんか？

それにしても西日本を中心とした豪雨被害。

被害が拡大するにつれ、心が痛みます。

こんな科学技術が進歩した現代でも
自然の前では人間は無力なのですね。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

そして被害に遭われた方々へ
心よりお見舞いを申し上げます。

さて今日のメルマガは、
「箱」の真ちゃんこと佐藤真一が担当します。

佐藤真一の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓

佐藤真一

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■助けを求めるのも勇気が要りません？ 佐藤　真一
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先日、私のお客様であり、
ある部門責任者・Ｅさんと
話をしたときのことです。

「最近、仕事のことでなにか
　気になっていることあります？」

「うーん、そうですねぇ……」

「はい、慌てなくていいので」

「やっぱり……申し訳ないですね」

「申し訳ない？」

「ええ、さとうさんもご存知のとおり、
　今、私の部門は課題山積でして……」

「まぁ、そうですね」

「そのために、
　他の人にいろいろ迷惑をかけてしまい、
　さらにサポートまでしてもらって……」

「うんうん」

「だから、申し訳なくって……」

「そうなんですね」

「周りに頼りっぱなしで……」

「Ｅさん、それでいいんですよ。
　今は『助けて～！』で
　いいんじゃないですか」

「いや、でも……」

「それが会社全体の
　ためになるじゃないですか」

「そうなんですが……」

「Ｅさん、今、余裕ないでしょ？」

「余裕？……ないですね……」

「なら、それでいいんです」

「はぁ、まぁそうなんですが……」

という感じでした。

人って一歩を踏み出すのには
ちょっと勇気が要りますけど、

・助けを求める

のも、結構勇気が要りません？

助けを求めるときって、

・自分がダメ、できていない

っていうのを、一旦
認めなくちゃいけないんですよね。

居酒屋でついつい頼みすぎて

「いやぁ、もうお腹いっぱい、
　食べきれないから、誰か助けて～！」

というのとはちょっと違いますもんね。(笑)

特に職場で「助けて～！」というときには、
なにかしら自分の非を認めないといけない、
これってやっぱり怖さがあります。

特に、ずっと周囲からの評価を
気にし続けなくちゃいけない環境に
なりがちですから……
そりゃあ、怖いですもん。

いつも成果を出していたり、優秀であれば

「オレができないはずがない……」

と無理しちゃうでしょうし。

なにか少しでも被害者意識があったりすると

「こんなところで白旗あげたら、
　後でなんて言われるかわからん……」

とやっぱり素直になれない。

またいつも劣等感に囚われていると、

「どうせ私なんか……
　いつもこうなんだから」

と、どんどん自分を貶めていったり、
「～でなければ」「～すべき」という
意識が強いと、必死になって
それを取り繕おうとしますよね。

だから……みんな頑張りすぎちゃう。

頑張るのは必要です。

でも普段も懸命になって、
十分頑張っているじゃないですか。

過度に頑張っても、それは自分だけじゃなく
周囲のためにもならないと思うんです。

Ｅさんが

「周りに頼りっぱなしで……
　だから、申し訳なくって……」

って感じるのは、
周囲の人たちのことを思っているから。

その気持ちを持ち続けていればいいんです。

そして、
自分のコンディションがいい状態になり、
余裕が少しでも出てきたら、

「私、〇〇でなら
　お手伝いできるかもしれませんよ」

って、周りで困っている人に
手を差し伸べてあげればいいんです。

自分の足元がグラついているのに、
他人に手を貸せませんからね。

そんな状態で手を貸したら、
二人とも倒れちゃいます。

共倒れです。

だから苦しいとき、余裕がない時には、
ちょっとだけ勇気を出して

「ゴメン、助けて～！」

でいいんです。

自分が苦しいとき、困っているとき、
苦手な時には誰かに助けてもらい、
自分に余裕があるとき、できることがある、
得意なことがあるとき、助ければいい。

これが組織で働く、チームでいることの
大原則だと思うんですけどね。

すべてに対して優位性を保たなくていい、
自分の特長を活かし、短所は補完してもらう
これが組織やチームのパフォーマンスを
高める一つのカギだと思うんです。

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■　編集後記
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実は昨日まで神戸にいました。

7/10(火)には「箱」の座談会、
通称「箱会」が神戸でありまして、
大いに盛り上がりました。

そして一昨日は別の仲間との研修会。

研修会の前にはバスツアーで神戸巡り。

酒蔵を訪ねての試飲もあり……
あっ、試飲しただけですから。(笑)