□アービンジャー「箱」ＮＥＷＳ【Vol. 480 】 2018/9/28
９月ももう終わり。
今年も残り3か月？！早い…。
9月には私も誕生日があり、1つ年を重ねました。
娘は今月1歳２か月になりました。
私が「箱」に出会ったのは20代最後の年でしたが、
結婚して、子供ができた今とでは
見えている世界が違うな～と最近改めて感じます。
そんな川ちゃんこと、川崎紘子が今回はお送りします。
川崎紘子の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓
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■ 見える世界が変わる ： 川崎紘子
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先日、娘が1歳を迎えたのを機に、
歯科検診に出かけた。
私が住んでいる市では、産後1年3か月未満であれば、
歯科検診を公費で受けることができる。
その際に子供も一緒に診てくれるというので
連れていくことにした。
電話で予約した際に確認した時は、
私の健診中は歯科助手や受付の方が
子供をみてくれるということだったが、
娘が意外と私の膝でおとなしくしていたので、
そのまま健診を進めてもらうことにした。
ところが、どんどんと娘の表情が怪しくなり
最終的にはギャン泣き。
もう、医院中に響き渡る声で泣きわめいていた。
診察が終わると、
「すいません、お騒がせしました。。。」
と、隣の患者さんや、スタッフの方々にも頭を下げながら
診察室を出た。
診察室を出てもまだ泣き止まない娘。
会計を待っていたら、隣で診察していた方も終わったようで
「すいません、お騒がせして。。。」と、
今一度、挨拶をした。
会計を待っているうちに、娘は泣きつかれたのか
ひくひく言いながら寝てしまった。
会計で呼ばれ、受付の方が
「大変でしたね～」と私を気遣ってくださってので、
「いえ、こちらこそお騒がせしてしまって・・・」と
ここでも最後謝った。
歯科医院を出るころには、私はぐったり、汗だく。
病院という静かにしなければいけないところで
娘が泣きやまなかったことを
私はいろんな人に謝った。
しかし、心の中では
まっっっったく悪いと思っておらず、
謝罪の気持ちなんて、無かった。
だって、子供なんて泣いて当たり前だしー
予約した時に連れてきていいって言ってたしー
公費で、市のススメでこのタイミングで健診きてるんだしー
とりあえず、謝っとけばいいよね～
いい母親、常識ある人っぽく見えるよね～
と、その場をなんとなく良くしておくために謝っておいた。
自分が結婚して、子供ができるまでは
子供が苦手で好きじゃなかった私。
もし、この場に独身時代の私がいたら、
「うるさいなー。これだから子供は嫌いなんだ。」
とイライラしているに違いない。
連れている母親に対しても
「謝るんだったら、子供泣き止ませろよ」と
思っていたと思う。
スーパーでお菓子やインスタント食品ばっかり買っている母親。
天気良いのに、昼過ぎに洗濯干している隣人。
ショッピングモールのキッズスペースで子供遊ばせている父親、
フードコートにお弁当持参できている親子。
前は、こういう人たちのことが全く理解できなかった。
「子供いるのに、そんなものばっか食べて大丈夫？」
「こんな時間に洗濯干すなんて、この人何時に起きてるの？！」
「こんなところで遊ばせず、公園とか行けばいいのにー」
「なんで、フードコートまで来てお弁当？お店で買えばよくない？」
でも今は、子供ができて
自分の都合だけではどうしよもなくて・・・。
子供が昼寝している間に
ちょっとコンビニにいって買うスイーツが至福の時だし。
子供がグズって洗い物ができなくって、
夕飯の準備する時まで、朝ご飯の食器が残っていたりするし。
私の考えや経験が及ばないところで、
みんなそれぞれの事情があるんだなって、
親になって、この歳になって、やっと思えるようになった。
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■ 編集後記
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友達が言っていた、自分が年取ったなと感じる瞬間。
「自分が知っている有名人の訃報を聞いたとき」
確かに、幼い頃親がそういう話してる時に
「え？誰それー？」ってくらいのニュースだったのに、
最近では知っている人の方が多いかも。
安室ちゃんの引退や、
タッキー＆翼の解散とか、
平成最後の夏だったりとか・・・。
自分の青春時代の人たちが
いろんな区切りを付けていくのを見て
新しい時代がやってくるのかな～なんて思います。