Arbinger Blog

2019/03/22

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 504 】 2019/3/22

こんにちは。

最近、満開の梅の木をよく目にします。
桜の開花も楽しみですね!

本日は、春間近の東京より
辻良太郎がお送ります。

辻 良太郎の詳しいプロフィールはコチラ↓↓↓

辻良太郎

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■ お客様が本当に求めているもの : 辻 良太郎
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以前、アービンジャーのセミナーを受けてくれた受講者の方から
嬉しいご報告を頂きました。

30代の男性美容師さん
経験豊富で技術力も高く
お客様はもちろん、同僚からの信頼も厚く
数年前から店長を任されている方です。

セミナーに参加して
「相手のニーズを知る」ことの大切さを改めて感じたそうです。

逆に、今まではお客様がどうなりたいか?どう切りたいか?
といった表面上のリクエストは聞いていたけど
なぜ切りたいのか?といったお客様が来店された背景を
全く聞いていなかったことに気づかれたそうです。

セミナー後のある日
一人の男性のご新規のお客様がご来店されました。
その美容師さんは、いつもとは少し違うやり方でカウンセリングを始めました。

「〇〇様、今日はご来店ありがとうございます。
ご予約はカットという事でしたが、
今日、ご来店頂いたのって何か理由ってありますか?」

「実は僕、美容師来るの初めてなんです。
今までは自分で切っていたんですが・・・
妻と娘にいつもダサいダサいって言われるんです。
だからせめて髪型だけでもカッコよくなりたいと思って
美容室に来てみたんです。」

美容師さんは「はっ」としたそうです。
このお客様が来店されたのは
髪を切ることが目的ではなく
家に帰って、奥さんや娘さんに
カッコいいパパだと言われて
家族が笑顔になることなんだ。
ということに気づいたそうです。

「では、ぜひ奥さんや娘さんがカッコいいって
言ってくれるスタイルを一緒に作っていきましょう。」

1ヶ月後、その男性客は
「奥さんと娘にとても好評でした」と笑顔で再来店してくれたそうです。

セミナーを受けるまでは
お客様の背景をあまり気にしていませんでした。
背景を聞くことで、お客様のニーズを詳しく聞く事が出来るし
そのニーズに対して、プラスα―の提案も出来るんですね。
お客様も喜んでくれるし、売り上げも上がる!
本当に良いこと尽くしですね。

こんな話をニコニコ嬉しそうにしてくれた美容師さん

僕も嬉しくなってきました。

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■ 編集後記
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僕が大変お世話になっている先輩の会社では
【売上高】のことを【お役立高】と呼んでいます。

僕も真似して使わせて頂いてます。

「売上上がるために頑張ろう!」
よりも
「お客様にもっとお役に立てるよう頑張ろう!」
のほうが、なんだかみんな張り切るように感じます。

やることは一緒でも
呼び方一つで人の気持ちって変わるんだなって思いました。