□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.176】2012/9/7
こんにちは、アービンジャージャパンの西田敬一です。
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■ 「 「ゆる~い」のと、「きびしいー!」のと 」 : 西田敬一
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箱から出て働くって?
一体、どんなことなんでしょうね。
実は、この数年悩んでました。
われわれ、箱のファシリテーターは、
年に2回ほど、全国から集まってミーティングを開催しています。
そのミーティング、実に「ゆる~い」のです。
議題もない、目標設定もない。
ただ、お互いのことをくっちゃべるだけ。
議事進行もないし、もちろん、役員がわれわれを責めることもない。
ただ、お互いのことを認め合う。
すると、何が起こるのか?
「はーーー、今回も気持ち良かったーー!」
「なんて、気持ちの良い会なんだろう。」
生きている心地良さが、体中に充満して、
イキイキして地元に戻れるのです。
そして、しばらく、「ぼわーーん」とした、「じーーん」とした
温かい空気に身を包みながら、日常業務が手に付かない。
ほぼ思考を停止さえている自分に気づく。
「あー、たまってたあの仕事、はよ始めんといかんね。」
心の中で、やっていない仕事、やるべき仕事を想い浮かべる。
「まーー、でも、心の持ち方が大事だし、とにかく
自分が気持ちの良い状態をつくっていよう。」
こう自分に言い聞かせるのだが、どうにも、自分を裏切っている
気がしてならない。
ところが、ボスの強烈なキャラから発せられるフレーズが
頭をよぎる。
「西やん、いいばい、いいばい!無理せんでもいいばい!」
そして、僕は、悩む。。。。
この繰返しをしていた。
ただ、最近、分かってきたことがある。
チーム・アービンジャーの「ゆる~い」雰囲気は、
実は、とーーっても、「きびしーー!!」ものだと。
上司は一切、僕のことを責めてこない。
それどころか、いつも僕の味方にまわってくれる。
すると、僕の心には「安心感」が生まれる。
安心感が生まれると、「何もしなくても良い」という
怠惰な心が派生してくる。
同時に、人間には、「チャレンジしたい」と願う、
生まれながらの欲求も備わっているので、
前に進みたい自分がいるのも分かっている。
だから、安心感に包まれたのは気持ちが良いのだが、
チャレンジしていない自分には、なにか歯がゆさを感じる。
で、どうなるのか?
ただ安穏としている自分が、欲求不満になってくる。
「とにかく、動きたい!!」
こんな前向きな気持ちになってくる。
つまり、「自己リーダーシップを発揮しよう」と思えてくる。
現状の自分を否定して、より高い成果に向かいたいと
思えてくる。
すると、上司から何も言われていないのに、自分で動きだす。
「ゆる~い」のは、実は、「きびしーー!!」に
直結してるんだなと、つくづく思うのでした。
何事も、表裏一体。
陰と陽はつながっているのですね。
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■ 編集後記 西田敬一
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前に進もうと思っても、また裏切る自分がいる。
今のところ、まだまだ、これの繰返しです。
やがて、熟成してきたら、「何もしないのが、何かをすること」
と同一になってくるんでしょうね。
早くそうありたいけど、階段は、一つずつしか上がれない。
「通ずる」には、近道はないんでしょうね。