□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.194】2013/1/11
新年あけましておめでとうございます!
アービンジャー・ジャパンの加藤典子です。
昨年はアービンジャーのメルマガをご購読いただき
ありがとうございました。
私共の記事が1人でも多くの方に少しでもお役にたつことがあれば
と思いながら、毎号お届けしています。
今年もファシリテーター一同その想いを込めてお送りしていきたいと
思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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■ 『グループ』と『チーム』の違い : 加藤 典子
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昨年末、仕事仲間との忘年会で大先輩にこう訊かれました
「加藤さん、『グループ』と『チーム』の違いってなんだと思う?」
その方がおっしゃるには『チーム』には3つのポイントがあるそうです
1)共通の目的・目標に向かって行動していること
2)お互いの強みを活かし合い、苦手なことを補完し合うこと
3)自分のことはもちろん、お互いの行動や成果にも責任を持つこと
私は1)と2)は思いつきましたが、3)は改めてなるほどと
思いました。
お互いに“責任を持つ”からこそ、成果を喜び合えたり
相手が気づいていないことをフィードバックして
成長をサポートできるのではないでしょうか
年末の12月29日に高校の同窓会を開催しました
連絡先を知っている同級生は1人しかいなかったのですが
一昨年くらいからフェイスブックなどで同級生と繋がりはじめました
東京や地元でプチ同窓会をやっているうちに
「学年全体の同窓会、やっちゃおっか~!!」
「おぉ~~~っ!!!!!」
と酔った勢いもあって話が盛り上がっちゃったんですよね
卒業してから四半世紀以上経ち、最初は何から始めていいか
わからない状態でしたが、各クラス代表など15人程の有志が集まり
みんなで役割を決めて半年間準備をしました
とにかくたくさんの知り合いに呼びかける人
卒業名簿を整理する人
往復はがきを出す人
会場を予約して交渉する人
当日流すビデオを作成する人
会計係、受付係、カメラ係、恩師の接待係などなど…
私は普段人前で話すことに慣れているせいか
塾講師の同級生と司会進行を担当させていただきました
年末の忙しい時期にも関わらず
結果103人の同級生が集まってくれて
再会を喜ぶ声や笑顔、そして
「企画してくれてありがとう!」
「また第2弾も必ずやろうね!」
という声掛けに本当にやってよかったと思いました
3次会でちょっと一息ついていたら
名簿整理係のS君がこんな話をしてくれました
「正直さ、学年全体の同窓会の話が出た時
やっかいなこと引き受けちゃったな~って思ったんだよ
でもさ、みんなそれぞれ強みを発揮してさ
素晴らしかったよね!
ホントいい“チーム”だった!!
自分の職場でもこんないい“チーム”で仕事したいなと思ったよ」
そう、幹事のみんなが
『参加してくれる同級生にいい時間を過ごしてもらいたい』
という共通の目標に向かって
お互いの得意分野を惜しみなく発揮し
当日参加できない幹事の分もフォローし合ったからこそ
その気持ちが参加してくれた同級生にも
伝わったんじゃないかと思います
あ、もちろん「高校の時好きだった子に会いたいな~♪」
っていう裏の目的があった人もいましたけどね(笑)
でもそのお目当ての子が参加しないってことがわかっても
手を抜くことはありませんでした
そして同窓会から2週間経った今でも
ビデオや写真の編集、名簿の再整理、各地でのプチ同窓会の開催など
まだまだ作業は続いています
作業というより、“自然にやりたいと思って動いていること”
なのかもしれません
私達の年になると
組織でもリーダー的役割を担っていたり
家庭では親として悩みや責任も大きかったり
世の中では『中年』の仲間入りをし
老いを感じ始めるころ
そんな時、他の同級生と自分を比べて
優越感に浸ったり、劣等感を感じたりするのではなく
頑張ってる友人の姿に刺激を受けたり
懐かしい思い出話にホッコリしたり
悩みを共感して救われたり
同窓会がそんな『箱の外の世界』になってくれたら
と思うのです
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■ 編集後記
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今回、同窓会にはお招きできなかったのですが
高校1年生の時の担任の先生が
定年された後もお元気でいらっしゃることが
わかりました
口が悪い先生で、通学途中に貧血になって学校を休んだ私に
「加藤が貧血なんてガラかよ~!」
なんてしょっちゅうからかわれましたが
英語の教え方と進路指導は本当に素晴らしく
選んだ大学も先生のアドバイスが大きく影響しました
今思うと口は悪くても生徒を思う気持ちは人一倍おありだったと思います
これからその恩師に手紙を書こうと思っています
そして今年中にクラスメートと先生に会いに行き、直接お礼を伝え
「お蔭でこんな立派なオバちゃんになりましたよ、先生!!」
と報告したいと思います