□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.256】2014/4/18
こんにちは!
アービンジャーの西やん、こと西田敬一です。
今日も手短ですが、よろしくお願いします!
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■ 「卓越した怒り」 : 西田敬一
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先日、ある会社から、取締役会のファシリテーター役を依頼された。
業績も絶好調で、社内のチームワークもよろしく
傍目からみて、申し分のない会社。
事前情報が少ないまま、ゴールや目的も曖昧なので
何をすべきか迷ったが、お金につられ、あっさりオーダーを受けた。
しかし、この手のオーダーは、怪しい匂いも感じる。
案の定、合宿の初日から、想定外の事態。
なにせ、いつもニコニコと穏やかなイメージの社長さんが、
開始2時間で、とんでもない激怒を発したからだ。
「あんたらなー、もういい加減にせんね!
そうやって、自分の値打ちばかりつけなさんな!!」
* 値打ちをつけるとは、自分の正当化や、立場の保身、過去にあげた成果や苦労を
たてに、よく扱われていないという被害者意識など・・つまり焦点が箱の中のこと。
「だいたいなーー!!! ◯▲■×$%&&!!!!」
内容は覚えてないけど、とにかく見事な「怒り」っぷり。
全員でかかっても、はじき飛ばされそうな勢い。
静まり返る会議室。
不思議と僕は気分が良かった。
下腹に力が入った。
活力がわいてくる。
どうやら、役員さんの中でも、同じことを感じた人がいるようだ。
この社長、見事な怒りで、役員さん達の焦点を
「箱の外」に置いたのだ。
非常にハード。
きわめて、ハード。
が、一瞬で世界が変わって見えた。
僕にとっては、間違いなく「箱の外」でした。
別に、「怒り」が悪いわけじゃないのです。
中途半端が悪いんです。
「卓越した怒り」
今度トライしてみよう。
あっ、でも、テクニックでは駄目ですよね(笑)
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■ 新刊のご案内
なんと来る5月末にアービンジャーから待望の新刊が出ます。
タイトルは
「日常の小さなイライラから解放される箱の法則」
です。詳細はまたホームページやこのメルマガでご案内させてもらいます。
お楽しみに!!