□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.29】2009/10/16
福岡は、清々しい晴れの日が続いています。
こんにちは!アービンジャージャパンの田染です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
最近、近所の幼稚園で運動会が行われていました。
かわいらしいですねぇ。
走るのも踊るのも、楽しそうで一生懸命で、
いつからそんな気持ちを忘れてしまったのかと、
ちょっと反省しました…。
ではでは、早速始めます。
今週の担当は、西田敬一さんです。
では、宜しくお願いします!
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■ 信じられない光景 : 西田 敬一
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昨日、台湾から帰国した時のこと。
そこで、信じられない光景に出くわしたので
ご紹介します。
それは、僕達家族がセントレア(中部国際空港)に
到着した時のこと。
駐車上に泊めてあった、乗用車のバッテリーが
あがってしまった様で、JAFを待つはめになった。
どうやら原因は、室内灯の消し忘れ。
仕方なく、空港まで戻り待合室で待っている間に事件は起った。
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「プルルルル。プルルルル。」
携帯の様な異様な機械音が
僕達が座っているイスの間から聞こえてくる。
携帯にしては、やたら音が大きい。
そして、あまり聞いたことがない
シンプルかつ機械的な音。
そこに居合わせたのは僕達家族と
日本人のお爺さん、アメリカ系と
ヒスパニック系の家族だった。
お爺さんは、知らん顔で新聞を拡げていた。
しばらく様子を見てたが、誰も
自分の携帯ではない様子。
しかし、その機械音は鳴り続ける。
「プルルルル。プルルルル。」
みんなが顔を見合わせた。
お互いに自分の携帯を探しだして確認。
それでも、誰のものでもない。
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それでも、その機械音は、永遠に鳴り続ける。
「携帯って、普通、留守電に切り替わるよな・・・」
次の瞬間、僕は、不安に襲われた。
「もしかして、爆弾???」
周りを見ると、アメリカ人らしき親子が
不安そうな顔に変わっていた。
そして、一瞬目が合った。
テロの恐怖からか、明らかに動揺を
隠しきれていない。
僕は、アイコンタクトから
彼らのメッセージを受信。
「俺達は、日本語が分からないんだ。
お前、日本人だろ。この場を何とかしろよ!」
僕は、思った。
「そうだ、ここは日本。しかも、僕は、アービンジャーの
公認ファシリテーター。セミナーでは、感じたことを
実行する(箱セミナー5章より)ってみんなに
伝えてるじゃないか・・・」
僕は、勇気を振り絞って、機械音がなる
イスの下を覗いてみようとした。
すると・・・・
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突然、その音が消えた。
「良かった・・・・」
そこに居合わせた皆が、安堵の息をついた。
あまりの緊張感に、僕は喉が乾いたので
近くにあったコンビニにジュースを買いに
いくことにした。
そして、レジで並んでいると、またしても
あの音が鳴り始めた。
「プルルルル。プルルルル。」
「もう駄目だ。急いで家族を避難させないと。」
僕は慌てて、家族のところに走った。
「頼むから、間に合ってくれ。」
50m程の僅かな距離に、僕は
これまでの楽しかった人生を振り返った。
そして、室内灯を消し忘れるという
あまりに初歩的なミスを悔やんだ。
「降りる前に、ちゃんと確認しとけば良かった・・・」
そして、心の中でこう叫んだ。
「僕が死んでも、箱セミナーが広まりますように!!」
すると、僕の反対方向から、もの凄い勢いで
走ってくる日本人女性が見えた。
そして、次の瞬間
ありえない光景を目にした。
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「お父さん!!!!」
彼女が、ロビー中に響き渡る声で
お爺さんを呼んだ。
「駄目じゃない、携帯はバイブに
しておかないと!!」
そう言って、お爺さんは、新聞を拡げたまま
彼女に腕をつかまれ消えていった。
どうやら、お爺さんは耳が聞こえないらしかった・・・
僕は、ガックリと膝を落とした。
そして、ロビー中が爆笑で終わった。
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■ 編集後記
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「パーフェクト・ストレンジャー」という映画をご存知でしょうか?
先日、某TSUTAYAでポップに惹かれて借りてきました。
いやー、ハル・ベリーがナイスバディで、しかも美しい!
大御所のブルースを、あんな役で器用するところも、
おしげもない感じでいいですね。
話はポップの通り、あっと驚く結末でした。
まさか、そんなこととはねぇ。
最後の数分まで謎がある映画は、見てて飽きないですね。
皆さまも暇つぶしにいかがですか?
それではまた来週!