□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.48】2010/3/05
こんにちは!アービンジャー・ジャパンの田染です。
皆様、いかがお過ごしですか?
先日、後輩の結婚式に出席しました。
感動的な場面はいくつもあるのですが、
新郎が両親へ涙を堪えながら感謝の思いを伝える姿は、
本当にステキでした。
‘わかっているだろう’とか‘言わなくても…’とかでななく、
心で思っていることを、
きちんと言葉に出して伝えるという行為は、
とても大切なことですね。
会場中が暖かい空気に包まれていました。
あの場に居合わせて幸せのおすそ分けを貰いました。
今週の担当は、佐藤真一さんです!
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■ 感謝 心からお礼申し上げます : 佐藤 真一
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私の仲間のひとり、高島さやかさんは
”デスエデュケーション=死を学ぶことは、生を学ぶ始まり”
として、笑顔あふれる明るい社会を目指して
DIGNITY WAVE(ディグニティ・ウェーブ)
http://www.dignity-wave.com/
という団体を主宰し、活動しています。
”DIGNITY”とは「尊厳」の意味です。
そして今年2月、その第2回交流会後の懇親会で、
ある女性から、素敵なものをいただきましたのでご紹介します。
それはある1枚の紙に
「感謝 心からお礼申し上げます」
と書かれていて、裏を見ると以下のように綴られていました。
「あなた、感動に満ちた人生をありがとう…」
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「お父さんが私の、僕のお父さんで良かった」「うちのお父さんが
一番大好き」三人の子ども達が、それぞれの言葉で胸一杯の愛を
夫に伝えてくれました。病がわかってからも私たちの前では笑顔を
忘れなかった夫。「大丈夫、頑張るからな」と、繰り返すその言葉に
子ども達も深い愛情を感じていたのだと思います。
夫は、今の私たちのように大切な人を失った遺族に寄り添い、最後の
別れの時をお手伝いする仕事をしておりました。仕事一筋で真面目で
ほんの二ヶ月前まで職場に出ていた夫、涙する人達を見るたび、家族
への思いを新たにして「生きたい」と、明日への力が湧いていたのかも
知れません。初めて「つらい」と、口にしたのは亡くなる三日前のこと
でした。本当に強く優しく、大きな人だったと思います。
「あなた、今日までよく頑張ったね、心から感謝しています」
夫、片桐健二は、暖かな春が待ち遠しい平成二十二年二月十二日、
満四十六歳の生涯をとじました。皆様のお力添えに支えられ、短くも
実り多き人生を歩ませて頂いた夫に代わり、深く感謝申し上げます。
本日のご会葬、誠にありがとうございました。
略儀ながら書状にて謹んでお礼を申し上げます。
平成二十二年二月十六日
喪 主 片桐 ○○○
外 親戚一同
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そうです。私がいただいたものは…
「会葬御礼」
葬儀に参列したときにいただく御礼状です。
うすいグリーンの二つ折りのハガキサイズの紙に印刷されたものでした。
本来はそれ自体を見ていただければ一番いいのですが、
メルマガなので転記させていただきました。
亡くなられた片桐健二さんは、この会葬御礼を私にくれた女性とは
職場の同僚であり、ある葬儀会社で葬祭プロデューサーとして
働いていたそうです。
この会葬御礼を読んだ時、驚きました。
こんな会葬御礼、初めて見ました。
自然と涙が出ました。
そして、悲しいというよりも何かもっと大きな深い愛を感じたのです。
なぜか私自身もあたたかい気持ちになれたのです。
そしてこれを見せてくれた女性に、
「これ、いただいてもいいですか。」
とお願いしていたのです。
大切な人を亡くされた家族の思いが、これほどまでに伝わってくる
会葬御礼があっただろうか…。
私自身、片桐さんご本人やご家族との面識は一切ありません。
でもこの会葬御礼を大切に持っていたいと思っています。
片桐健二さんとそのご家族の思いが少しでも伝わればと思い、
ご紹介させていただきました。
あなたはどんなことを感じられましたか?
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■ 編集後記
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「3時10分、決断の時」。
ラッセル・クロウ、‘LAコンフィデンシャル’の時、
スタイルもよくてかっこよかったー、のに、
最近は良い演技とは裏腹に太ってしまいましたねぇ。
粗暴な私生活も話題ですが…。
この映画、おもしろかったですよ。
知的な悪党の豹変振りが見所ですかね。
良心の存在を確認できる映画です。
‘誇れるものに命を賭けた’クリスチャン・ベイルもステキでした。
ではでは、今週も一週間お疲れ様でした。
よい週末をお過ごし下さい!