Arbinger Blog

2010/04/23

□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.54】2010/ 4/ 23

こんにちは!アービンジャー・ジャパンの田染です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私の会社の前には神社があって、
何本かの大きな木が、神社や道行く人を見守っています。
最近、黄緑色の若葉をたくさんまとって、
気持ちのよいエネルギーを放つようになりました。
そんな木々を眺めながら、このメルマガを書いています‥。
幸せだなぁ。

では、早速始めます!
今回の担当は、西田敬一さんです。

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■ 箱と潜在意識 : 西田敬一
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先日、僕の師匠である株式会社ココシスの岡部会長から
お勧めされた本を読んでみた。

神田昌典さんが監訳をしている、「お金のシークレット」と
言う本だ。

自分自身のマネーストーリーを振り返りながら
無意識に決定してしまう、お金の使い方や
お金の稼ぎ方を、改めて見直させてくれる良い本だった。

この本は、お金の使い方や稼ぎ方を教えるのではなく
お金に対する自分自身のあり方を見直す本なのだ。

つまり、自分自身のより深い、潜在意識を見直させてくれる本。

で、近頃箱セミナーを通して、こんな面白い意見をもらった。

それは、
「箱の外に出ると、すっかり人間が変わって大変なんじゃないか」
って意見。

実は、この意見、ご他聞にもれず毎回聞くご意見でもある。

そして、何を隠そう、僕自身も箱セミナーを受けた
1日目の夜はそんな感じだった。

「出会う人全てを人としてみて行動したら身体がもたんぜ」っと。

ましてや、
「ビジネスにおいて、箱の外に出るとは危険極まりない」っとも。

「もしも、相手が悪い奴だったっとして、ウンヌン・・・・・」

箱セミナーの2日目の朝、僕の頭は猛烈な速度で
フル回転、箱の外の危険性をシミュレーションしていた。

それが、いかに生命の根源的な維持を麻痺させる
危うい選択なのかを。

「いつ何時、悪い奴が僕を騙そうとしているか
分からないこの世の中において、箱の外に出るとは
・・・・・チャリーン・・・・どう考えても危険だ。」

これが、僕の持つ、マネーストーリーならぬ
ヒューマンリレーション・ストーリーだったのだ。

「頭では理解できる、でも、でも、でもーーーー!」

僕は、代表の陶山と行われた1対1の箱セミナーで
妄想と反論を繰り広げた。

そして、同時に、頭の中で理解している正しさが
心の奥底でも正しいと思っていることを悟っていった。

僕の真っ黒で、灰がばらまかれた心の中で
うずうずと良心が復活していくのを感じた。

「ああーー、僕にもこんな気持ちがあったのか・・・」

何とも言えない、「あつーーい」「ジンジン」とした
感情が蘇っていくことに気がついた。

セミナーが終了した2日目の夜には、僕はすっかり
気分がよくなり、なりふり構わず、そこらじゅうの
人に声をかけたい衝動にかられた。

「ああーーー、人を人として見るって、最高だぜーーー!!」っと。

そして、あれから1年。

いつもの僕がいる。

僕は、いつもの名古屋の地下鉄の中で

席を探していそうな老婆を目の前に

寝たふりをしている。

心の中では、葛藤が続く。

「お前の良心が、婆ちゃんに席を譲れって言ってるぜ」

「いやいや、良心なんか気にするなよ。お前が変わらなくても
他の誰かがお婆ちゃんに気がついて席を譲るさ」

「そんなことに罪悪感を持たなくてもいいぜ」

潜在意識は根深い。

行動することのみにより、本当の変化が得られる。

さて、そんな僕が今日もまた、箱セミナーを
通じて、猛烈に自己反省を繰り返すのだろう。

いつの日か、自分を裏切ることが一切なくなりますように。

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■ 編集後記
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「シェルター」。先週末で終映になると聞いたので、あわてて見に行ってきました。
何かの映画を観たときに予告編がとても興味深く、
‘解離性同一性障害疾患’というキーワード惹かれて、
エドワード・ノートンの「真実の行方」(これは二重人格でしたが)
のようなものを期待していました。

いやー、首の後ろを掻きだしたあたりから「おや?」とは思ったんです。
そして口から泥を吐いた時に、
「あー、これはオカルト映画だったんだ。」と悟りました。
ドリフ(古い?)のオチが毎回同じでも、何故か笑ってしまうように、
この映画のオチもドリフのようで笑えます。

ではでは、今週はこの辺で!
よい週末をお過ごし下さい!!