□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.66】2010/ 7/23
こんにちは!アービンジャー・ジャパンの田染です。
猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?
福岡は梅雨明けと同時に、夏がやってきました。
昨日まで梅雨で、今日から夏というような。
まるでページをめくるようにあっけなく季節が変わりました。
こんなわかりやすい季節の変わり目が、
これまでにあったかなぁ??
ではでは、早速始めます!
今日の担当は私、田染美穂子です。
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■ おかしな耳 : 田染美穂子
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耳がおかしい。
まさに怪奇現象。
人と会話をしていると、
どうしても私のことを責めているように聞こえてしまうのだ。
耳が何かしらの超常現象を起こして、
内容や抑揚を変えて私に伝えているのかっっ?!
そんな訳ないし。
耳の単独犯であれば耳鼻科にでも行けばいいが、
私が箱に入っているとすればやっかいだ。
この症状からすると、
私は‘当然の箱’に入っている可能性が高い。
この箱の症状は、
何をしてもらっても当然と思っている私を、
回りが無碍に扱うから(正確には‘扱っているように感じる’から)、
私は認められず不当に扱われている被害者だ、
と思い込む。
ここまで知っていて、解っていても箱に入ってしまう‥。
夏の暑さだけでも大変なのに、
箱にまで入って更に暑苦しい‥。
最近、箱に入りながら学んだことがある。
箱に入って他の人を遠ざけ孤独になると、時間が止まる。
昨日と今日とで何も変わらない。
私だけの時間と、私だけの思考。
本当に月日が経っていないと感じるくらい、
写真や絵を見ているように何も動かない。
ますます不幸になる。
成長できない。
生きていると感じられない。
毎日がつまらない‥。
山にこもって修行する人がいる。
でも今いるこの環境が、一番の修行の場だなぁと思う。
たくさんの人と触れ合いながら、
数々の感情にまみれ、どれを選択するか。
毎回試されると思うが、それだけチャンスがあるということ。
きれいに締めくくれないことの多い毎日だが、
人生最後の日に「あの人のせいで不幸な人生だった。」、
と誰かのせいにして不幸な人生を嘆くことのないよう、
心して選択しようと思う。
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■ 編集後記
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「借りぐらしのアリエッティ」
床下に住む、小人のお話。
設定はファンタジーなのに、中身はとってもリアル。
魔法の1つも使えてよさそうなのに、
とても現実的に生きています。
重い心臓病の男の子が小人のアリエッティに、
「君たちは滅び行く種族なんだ。」と言う場面が印象的です。
何をもって滅びたというんでしょうかねぇ。
久しぶりのジブリですが、やっぱり色んなメッセージをくれますね。
ではでは、また来週。
よい週末を!