□アービンジャー「箱」NEWS【Vol.71】2010/08/27
こんにちは。アービンジャー・ジャパンの伊藤です。
先日、箱ファシリ仲間の【西やん】こと、西田くんの協力の下、我が家の5歳の長男を
はじめとした3人息子たちと、西やんの2歳の娘さん、あわせて4人の子供たちを、
親父たち2人だけで面倒をみるという1日を過ごしました。
両家の奥さんたちは連れだって美容院へ。
おっさんたち2人は、子供たちを引き連れ、三重県の桑名市にある西田家の近所の
ショッピングセンターへ出向き、ボーリング場やゲームセンターなどに寄ったり。
西田家の御令嬢と違い、我が家のヤローどもは並みの暴れん坊ではなく、一瞬の隙に
姿をくらまします。
特に次男。もうすぐ3歳ですが、言葉もまだ片言のくせに怖いものを知りません。
迷子の概念もなく、フリーダムです。あんなに自由な人はなかなかいません。
いや~、わかっちゃいましたが、やっぱり、改めて奥さまたちのありがたみを感じること
のできる1日となりました。。。 感謝。
ではでは、早速始めたいと思います。
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■オレか・・・? : 伊藤彰記
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私は中小企業の親父。
会社経営を通して、日々多くのことを学ばせてもらっている。
停滞、沈着、現状維持、などの言葉を聞いたり、状態を見ると、モヤット感を
感じてしまう。
簡単に言えば、≪箱≫に入るわけだ。
『何で変わらなきゃいけないの?』 『何のためにそんなことしなきゃならないの?』
というような、社員たちの声や態度と日々闘いながら、組織変革や風土改革を
心がけてきた。
最近、再び組織内に停滞感を感じる。
そして、またいつの間にやら自分が≪箱≫に入っていることに気づく。
組織の姿は、そのヒエラルキーのトップにいる人間の姿勢や考え方が反映される。
特に中小企業など、小さなコミュニティーにおいては、その傾向は強い。
組織の風土や、雰囲気は経営者の鏡と言っても過言ではない。
ん?
ということは、待てよ・・・、停滞感を感じる我が社の空気感の原因は・・・
オレ・・・? アタクシの≪箱≫のせいでございますか?
人は、変化を拒むという性質と、変化したい、変化を感じたい、という、一見すると
相反するような性質を併せ持つ。
≪箱≫の中でいいという自分と、≪箱≫から出たい自分が、天使と悪魔のように
闘いながら心の中に内在している。
そもそも、人は自分の意思や願望で行動する。
反対に、強制や脅迫で行動させられると、大きな心理的プレッシャーやストレスを
感じてしまう。
ということは、自分が≪箱≫から出たいと思わなければ、出ようとすることすら
ストレスになってしまうということだ。
つまり、出たいと思わなければ、いつまで経っても≪箱≫から出られない。
だから、現状を維持したいという≪箱≫の中の偽りの心地良さから、自分を含め、
≪箱≫から抜け出られない人間が組織内にいるのは、彼、彼女たちが出たいと
思っていない、感じていないだけのこと。
でも、みんな知っている。
本当はみんな変化が好きなのだ。
気分転換で席替えしたり、部屋の模様替えをしたり。
週末には、どこかへ出かけ、行ったことのない土地や食べたことのない料理を
食べ、あらゆる刺激を求めている。
環境の変化が心境の変化をもたらす。
心の持ち方を変える。
人は、変化が楽しさや心の豊かさをもたらすことを知っている。
≪箱≫の外の世界を感じ、そこが心地良いことをすでに知っている。
≪箱≫の中にいて停滞していたのは他の誰でもない、オレだった。
いかんいかん、このオレサマとしたことが。
そういえば、
最近『また始まった・・・』 とか、『また社長が何かやり始めたぞ・・・』
なんて言われてないな・・・
おしっ!
ということで、変化の触媒、アキチャンマンは自らも変化を求めて今日も行く~♪
やったるでぇ~。 皆の衆、覚悟せぇ~!
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■ 編集後記
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仮面ライダーWが今週末に最終回を迎えてしまいます。
え? そんなことはどうでもいい?
息子たちはもとより、私も毎週楽しみにしていました。
慣れ親しんだライダーを見られなくなると思うと寂しい気持ちがしますが、
これも現状維持を望む心のメカニズムが働いているのでしょうか?
次の仮面ライダーオーズに変化と期待を込めて・・・
とりあえず、劇場公開中の、
『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』
を子供たちと見に行かねば・・・
え? それもどうでもいい?!
ではでは、今週も良い週末を!!