Arbinger Blog

2016/01/01

川崎紘子

川崎紘子
(かわさきひろこ) Hiroko Kawasaki

私と‘箱’との出会い

自分探しばかりしていた20代

1982年、愛知県に生まれ育つ。
大学を卒業後、いくつかの職を経験。
製薬会社の営業、人材派遣会社、研修講師、コンサルティング会社…。
正直、どの仕事も面白くなくて、将来性を見出せない。

おまけに、どの会社にいってもできない上司ばかり。
先輩や同僚が集まると会社や上司の愚痴大会。

「あー、働くってつまんない。何のために働くんだろ?」

そんなことを考え、あげく”自分探し”の名目で海外留学。
海外移住も夢みたが、日本と違う「ゆる~い」文化に付いてけず
それもあっさり断念。

<初めての箱との出会い>

コンサルティング会社に勤務していたとき、
「君は箱に入っているから」と、先輩に渡された本が
「自分の小さな箱から脱出する方法」だった。

とりあえず読んでみたものの、内容は全くピンとこず
なぜ、先輩がこれを私に勧めてきたのかも分からなかった。

結局、箱の本は本棚の奥の方にしまいこまれ、
この本を読んだことは、私の記憶から消えてしまう。

<人生2回目の箱との出会い>

職を転々とするなかで、独立して研修講師になることを決意。
そんな時、人伝いに紹介されたのが
名古屋で公認ファシリテーターとして活躍していた西田さんだった。

本は全くピンとこなかったが、セミナーを受けてみたら
その内容は衝撃的だった。

「自分が研修講師になるなら、これしかない!」
その思いから、西田さんのパートナーとして
箱セミナーを用いた、企業風土改革のお手伝いをはじめる。

<自分の中の「箱」に気付く>

私が最初、箱セミナーを受けた時は
「これで他人を変えるんだ!」という気持ちしかなかった。

しかし、いろんな企業様のコンサルティングを通して
自分が一番、大きな箱に入ってしまっていることに気付かされる。

転職を繰り返してしまうのも、
先輩から箱の本を渡されるのも、
人生、何やっても面白くなかったのも
すべては私に原因があったから。

「他人を箱から出す前に、自分自身が箱から出よう」
その思いから、公認ファシリテーターに向けて
勉強することを決意する。

現在は、西田さんとのパートナーを解消し、
広告代理店で採用アウトソーシングの仕事をしながら
公認ファシリテーターに向けて、修行中。